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七つの海のティコ:第36話「ヒカリクジラが危ない 悪魔の襲撃!」レビュー

スコットの祈りに応えるようにして、ついにヒカリクジラはペペロンチーノ号の前に現れた。スコットたちは感動を胸に、ヒカリクジラの姿を撮影するのだった。一方GMCが運営する国際南極財団では、ベネックスが再びルコント博士をスカウトして、ヒカリクジラを探す装置を開発していた。ベネックスは装置の観測結果に従って、ヒカリクジラ捕獲のために大型調査船ウェッデル号を出航させる。
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前回遂にその姿をさらしたヒカリクジラ。ペペロンチーノ号のメンバーは大感激。スコットさん良かったね。

一方で最終話に向けて、悪の組織も本格始動!なんだかんだで必要とされるルコント博士、なかなか優秀な人だった模様。でも装置が完成したら監禁。巨大な基地も出てきて、なんだか未来少年コナンみたいな様相を呈してきました。のんびり地中海が懐かしい。

音波兵器で弱らせられるヒカリクジラの一方で、ペペロンチーノ号はGMCのダイバーたちによって活動不能に。でもティコウロウロしてるからダイバーたちけっこう怖かったと思う。

最終決戦が近いということで、メタルクローさんが復活するやと思いきや出てこなかった。ここは身体半分機械化して出すところですよ!あるいはスターウォーズのグリーバス将軍みたいに脳だけを残してマシン・メタルクロー化。

ヒカリクジラを助けるために、単身海に飛び込むナナミ。トーマスはスクイドボールを操作し、ナナミをサポート。ここかなり熱い展開。トーマス坊やも大きくなった…。彼の成長には、やっぱりアルが大きかったんでしょう。歳の離れた兄貴みたいな感じ。

そして再会するルコント博士とトーマス。いい、熱い展開。トーマス君も言いたいこと一杯あるよね。研究の窃盗やら北極の件やら今回の件やら。しかし波にさらわれるスクイドボール。トーマス!

ヒカリクジラはあえなく南極財団の手によって囚われの身に。いやあ、濃い回だった。

 

===今日の寝かしつけソング===

蜘蛛の糸:筋肉少女帯

七つの海のティコ:第35話「ラストチャンス!父さんの祈り」レビュー

ペペロンチーノ号はヒカリクジラの行方を追って南極に来た。この海域でスコットは必死にクジラたちの姿を探したのだが、何日も無理な調査を続けたため、とうとう過労で倒れてしまった。アルはスコットを心配して南極から引き返そうとするが、ナナミに強く説得されて、最後にもう1日だけとどまる。スコットはヒカリクジラの声から作った歌を使い、彼らが現れる瞬間をひたすら待ち続けるが……。
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うん、面白い回だった。スコットのヒカリクジラへの情熱と船長としての責任が葛藤するいい回でした。スコットって寡黙な人なのであんまり感情が表に出ないけど、今回はしっかり主張してて、焦りや憤りが出て人間味がすごい出てて良かった。

また普段はノンブレーキで騒動を引き起こすアルが冷静に状況を認識してたり、スコットとアルの立場が逆転してたのも印象的。アルも北極での一件とかで、変わってるんでしょうね。

描写はないので推測だけど、ヒカリクジラ調査って学会とかでも疑問視されてたと思うんです。ルコントさんなんかも明らかに馬鹿にしてたし。そういうところへの反発というか、復讐みたいな部分もあったんじゃないかなあ。

そしてついに姿をさらすヒカリクジラ。盛り上がって参りました。

 

===今日の寝かしつけソング===

木漏れ日のコンタクト:早見沙織

七つの海のティコ:第34話「帆をあげろ!! 大追跡ヒカリクジラ」レビュー

ナナミたちはゲイルの助けで、何とか大王イカを追い払った。そしてスコットは海底の調査を再開し、ついに目的のヒカリクジラを発見する。ところがヒカリクジラはものすごいスピードでその場を泳ぎ去り、さらにそれを追うように、たくさんの魚や海鳥たちが移動し始める。ペペロンチーノ号はその群れを目印にヒカリクジラを追跡するが、途中の海上でシロナガスクジラの大群に囲まれてしまう。
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ついに始まったヒカリクジラ大追跡。ヒカリクジラ早え…。調べてみると、世界最速のクジラで時速60キロくらいらしい。これより早そう。ちなみにシャチは時速80キロ。あれ、ティコだけなら追いつくか。

そして現れるヒカリクジラを護衛するようなシロナガスクジラたち。こんなのに当たったらボロ船ひとたまりもない、となりつつも追跡続行。しかしあえなくエンジン停止。スコットさん自重。

どうしたものかというところで、最近は冴えた小話でクルーをげんなりさせていたジェームズさんから帆を張るアイデアが。いいです、こういうローテクでなんとかしよう的な発想。ふとエヴァの「静止した闇の中で」回を思い出す。機械がダメなら人の手でなんとかするんだ!

そして一行はなんと南極へ。北極から南極、いよいよ最終局面へ。

 

===今日の寝かしつけソング===

Melodies Of Life:白鳥英美子

七つの海のティコ:第33話「スコット応答せず!! 悪魔の棲む海」レビュー

目的の海域では、スコットが自らスクイドボールに乗って調査を続けたが、光る生物は見つからなかった。ところがある晩遅く、ヒカリクジラの骨が突然まばゆく光り出し、ナナミも海面の巨大な光に気づく。しかし光の正体は探し続けたヒカリクジラではなく、全長20メートルにも及ぶ巨大な大王イカだった。そしてイカは、エサ場に現れたペペロンチーノ号を獲物と思いこみ、攻撃をしかけてきた!
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骨が超光ってる!これは遂に来た、残り話数的にも!と思いきや今回はイカだった。「ふしぎの海のナディア」でオウム貝に襲われるノーチラス号をちらりと思い出しつつ視聴。しかしやっと生きてる光クジラをしっかり確認できて良かった。ここまで長かった。

イカはどうもスクイドボールの探査音波に引き寄せられていた模様。ここでふとパトレイバーで廃棄物が探査ビーコンで引き寄せられていたことをちらりと思い出す。廃棄物シリーズは漫画が一番面白かった。

イカはかなり凶暴で、ペペロンチーノ号最大のピンチ!というところでまたゲイルさんがやってくれたぜ。キャラクターの濃さといい、おいしいところで登場といい、かなり愛されてるなあ。でもあっという間に退場。

そして遂にヒカリクジラをいい感じに見つけられそうな雰囲気に。次回は逃げるヒカリクジラの大追跡!

 

===きょうの寝かしつけソング===

しっぽのきもち:谷山浩子

七つの海のティコ:第32話「シーラカンスの海へ 光る怪物の謎」レビュー

コモロ諸島を訪れたナナミたちは、ゲイルの案内で光る大きな生物のことを教えてくれる人物のもとへ向かう。その人はゲイルの古い知り合いで、酒場を営むアンジュアンという男だった。アンジュアンの話では、沖合のシーラカンスがすむ海域で光る生物を見た漁師がいたらしい。その情報が、わずかでもヒカリクジラを追う手がかりになると信じた一行は、さっそく目的の海域に出発するのだった。 – Bandai Visual

遭難した二人をなんとか回収したペペロンチーノ号。ゲイルさんの若干不安なソースからヒカリクジラ追跡を続行!

前回シェリルさんに飛行機を破壊されたゲイルさん、飛行機弁償してもらっても良かったんじゃ…。なんという漢…。そして一人ペペロンチーノ号をクールに去るのだ。

一方ルコント博士はベネックスさんの勧誘で南極へ。ベネックスさんの声、セーラープルートの方と一緒なんですね。丁度セーラームーンも見直してるのでなるほど一緒だわという感じ。しかしルコント博士も明らかにノセられてしまってるところが何とも。

ヒカリクジラは結局おらず。シーラカンスやった。3億年以上前からほぼ形が変わらないってすごいな。こう見ると人間って周囲の環境をガンガン変えて、それに適応していくという特殊な性癖を持ってるということを感じる。

次回はスコットさん大変?30話を過ぎそろそろ佳境へ!

 

===今日の寝かしつけソング===

レッツ・マイトガイン!!:露湖藻雷蔵