2015年 5月 の投稿一覧

七つの海のティコ:第26話「お母さんに会えた!遠い夏の日」レビュー

目的の小島に来たスコットとナナミは、ナナミの母・洋子の家を訪ねる。そこでふたりは洋子の妹の渚と偶然出会う。渚とともに洋子の思い出をたどるスコットたち。渚も幼い頃の洋子が使っていた品を取りだすが、母親の思い出になかなかつながらない様子のナナミ…。そこで渚は、生前の洋子と幼いナナミが映った8ミリフィルムを探して、ナナミたちに見せようと思い立つ。 – bandai visual

前後編の日本編完結。ナナミちゃん良かったね!回。

スコットさんは奥さんの写真から何から全て焼却。なんという碇ゲンドウ。奥さんにあまりに純情だと燃やしちゃうんだろうか…。

不憫に思った渚さんが、8ミリを探してくれてナナミの記憶が復活。個人的にはおそらく10年近く放置してた映写機が稼働したことに感動。うちにも古い8ミリ映写機があったんですが、まあ色々劣化してて動きませんでした。換えのパーツも高いのなんので修復は挫折。

ともあれ、映像とともにナナミはお母さんの記憶を呼び起こします。流れる「ブランコの歌」。ちっちゃいナナミかわいい。いやはや、良かった良かった。

一方アル達の珍道中も進行中。例によって人質にされるジェームズさん。執事に必要なのは心の強さだと認識させられるアニメです。

なんとかペペロンチーノ号クルーたちは合流。ヒカリクジラ探しを再び再開!

 

===今日の寝かしつけソング===

ブランコの歌:林原めぐみ

七つの海のティコ:第25話「日本へ!母さんの思い出を訪ねて」レビュー

マリアナ海溝へ向かう途中、アルの提案でペペロンチーノ号はナナミの母の故郷・日本に行くことにした。スコットとナナミは、ナナミの母の洋子が生まれた瀬戸内海の小島を目指す。一方アルたちは、翌日広島でナナミたちと合流する約束をして、東京見物に行こうとしていた。ところがシェリルが全財産をペペロンチーノ号に忘れたため、一行の観光旅行はいきなり前途多難になってしまうのだった。- bandai visual

なんと日本編。オリジナル脚本だとこういうのがあっていいですね。ナナミ達が日本に来るというだけで何故かテンションが上がる。

アル・トーマス・シェリル・ジェームズさんは東京見物、スコットとナナミは瀬戸内海へ。船の旅ってなんか遅そうって思ってましたが、こういう時便利ですな。しかし久しぶりにシェリルさんの財布を忘れるというドジっ娘ぶりが発動。こういう時はジェームズさんがバッチリフォロー、と思いきやこちらもしょんぼりな結果に。実家に電話してなんとかしてもらうとかあるような。メルビル財閥はホテルとかも持ってそうだし。

ジェームズさんは電車が30秒遅れたことに謝る駅員さんに感激。先週の「英国一家、日本を食べる」でもネタとして取り上げられてたけど、世界的に見ても珍しいことなんでしょうか。

一方スコット達はお母さんの故郷に到着。渚さんかわいい。CVは岡本麻弥さん。個人的にはサイレントメビウスの彩弧由貴(一発で変換できるGoogle入力すごいな…)。

というわけで今回はアル達の珍道中回。次回がお母さん編。

 

===今日の寝かしつけソング===

ビードロ模様:やなぎなぎ

七つの海のティコ:第24話「命を継ぐ者 海に響くクジラの歌」レビュー

ティコの命がけの働きで、ナナミたちは北極海を無事脱出してベーリング海に着いた。しかしティコを失った乗組員の悲しみはあまりにも大きかった。スコットは、ナナミが自分の力でこの悲しみを乗り越えると信じ、暖かく見守り続けるのだった。みんなの励ましを受けて少しずつ立ち直ろうとするナナミ。そしてジュニアと久しぶりに海へ出たナナミは海中で優しく響く不思議な声を耳にする。 – bandai visual

衝撃のティコの死からナナミはしょんぼり。生まれた時から一緒だったんだから当然よね。一方ティコ・ジュニアはナナミにまとわりついたりでナナミはイライラ。個人的にはこのジュニアのくだりが切ない。

痛々しいパーティの中、光るジェームズさんの爆笑小話。何故海底に沈むのを連想させる話をしたんだ。

後半は海とクジラがナナミに人生を教えてくれる話。沈んでいく老いたクジラを必死に持ち上げようとするジュニアが切ない。実際にこういう世代交代があるのかどうかは分からないですが、スコットのフォローもばっちり。放任主義かと思いきやしっかり娘と話してます。なんてかっこいい父親だ…。

そんなこんなで、丁寧に1話使ってナナミの復活を描いた話でした。次回はなんと日本へ!

 

===今日の寝かしつけソング===

雫:元ちとせ

七つの海のティコ:第23話「さようなら永遠に! ティコの死」レビュー

氷山の下の空洞ではヒカリクジラの骨が大量に発見された。スコットは伝説の生物が実在したことを喜ぶが、ルコントはただ呆然とする。トロンチウムを作りだす生きたヒカリクジラを捕獲することが、ほとんど不可能だとわかったためだ。その結果に焦ったGMCのゴロワは、せめて骨だけでも回収しようと氷山を壊し始める。しかしこの海域には、巨大な氷山の一群が接近しており、スクイドボールに閉じこめられたアルの危機に、ティコが向かうのだが……。(bandai visual)

タイトルバレだ…。ともあれ、小学生の頃にリアルタイムで見ていた記憶も鮮明な回。

後をつけていたルコント先生が壊れた。スコットさんは大感激だったけど、ルコント先生は生きてるヒカリクジラじゃないとダメなのね。

そして安定のゴロワさんが大雑把な解決案を提示。何か成果出さないとあの上司怖そうだもんね…。しかし案の定裏目に出て、氷山に挟まれピンチ!海の男アルはスクイドボールで救出作戦を敢行!

なんとかGMCの船は脱出できましたが、スクイドボールが氷河に挟まって出られない。しかも船体が歪んでハッチが開かない。ペペロンチーノ号も早く逃げないと氷河に挟まれて全滅という局面で、俺を置いていけ発言をするアルに惚れた。このアニメってちらちら命の選択みたいなシーンがあって面白い。

そして救出に向かうティコ。体当たりでスクイドボールを氷河から出そうとしますが、どんどん身体に傷を負っていく。そして遂にスクイドボールを救出するも、力尽きて海の底へ。

このハラハラドキドキから、ティコが傷を負っていく悲痛なシーン、そしてゆっくりと沈んでいくティコを為すすべなく見送る一連のシーンはとても切なくて、すごい。これまでも命が危ないシーンがいっぱいあったけど、空気感が全然違います。

悪いのはGMCの船だけど、これアルも辛いだろうなあ。トーマス君も、お父さんたちがやったことって考えると辛い。スコットも船長としてクルーの命を守れなかったのが辛い。こんな中で、シェリルさん、ジェームズさんがどう動くのかが面白いところですね。

 

===今日の寝かしつけソング===

Twinkle Talk:篠塚満由美

七つの海のティコ:第22話「氷の迷宮! 埋もれたままの時間」レビュー

数々の危機を乗り越えて、スコットたちは目的の氷山に到着した。そして光の秘密が氷の下にあると気づき、海底からの調査を進めることにする。ひと足先に北極海に来ていたGMCの調査船スコーピオⅡ号では、ルコント自らが潜水艇に乗り、スコットたちを追跡するのだった。やがてスコットたちは氷山の中に入る亀裂を発見し、その奥にある氷河期の空気と氷を閉じこめた空洞にたどり着く。 -bandai visual

危機感迫る前回でしたが、あっさりスコーピオ号に助けてもらってました。無視するほどには冷酷ではないゴロワさん。

そして久しぶりに爽快だったのがルコント先生に対するアルの鉄拳制裁「これはスコットのファイルを盗んだ分だ!」。スコットはルコントが指示したわけじゃないから良しみたいな感じでしたけど、ファイルをすぐ返すとかしなかったのはどうなんだ…子どもも預けてるんだし…。そしてそうしたスコットの紳士な対応でルコント先生涙目。

そして遂にヒカリクジラの痕跡を発見!22話もかかった。長かった。氷河期の空気ってどんな感じなんだろう。何故かナウシカ漫画版でヒドラが「ここの空気は甘いが強い」って言ってたシーンを思い出す。

安定のルコント博士はスコットさんをこっそり尾行。株がどんどん下がっていく…。

次回はリアルタイムで見ていた記憶も鮮明な伝説回。

 

===今日の寝かしつけソング===

Just Breathe:kylee