2016年 1月 の投稿一覧

?の連続。「絞首台の黙示録」レビュー。

絞首台の黙示録

神林長平先生の昨年10月発売小説を読了。以下ネタバレ有り。

序盤は重いが、ズレが出てくるところから面白い

読み始めていきなり始まるのが死刑執行までのシーン。インパクトのある始まりだけど、そこからしばらく長かった。離婚を経験した独り身の男が、行方が分からない父のために帰郷する。おそらく自分が10~20代前半くらいだったらここで挫折してしまいそう。

面白くなってくるのは、登場人物たちの間に「ズレ」が生じ始めるところ。設定的なズレは最初からあるが、登場人物たちの間に生じ始める認識のズレが出てくるあたりからぐっと面白くなってくる。

未来ガジェット的な要素はほとんどない。

一方で、戦闘機や機械生命、宇宙船や人外のキャラクターなどのSF要素はゼロ。何かを爆破したり、殺したりといったことも全然ない(死刑執行はあるけど)。

代わりに大きなテーマとして扱われているのが科学と宗教。全編にわたって、科学的価値観と宗教的(キリスト教的)価値観との違いが描かれてます。その中で面白かったのは、主人公の一人「タクミ」が言った、宗教的な価値観はどんな出来事や物も宗教的なものへと捻じ曲げて解釈する。それはすなわち相手を理解しないと宣言することと同じである。というような言葉。

あぁ、自分が感じていた宗教への違和感というのはこういうところにあったのかもしれないと思い至る。他者とのコミュニケーションにおいては、必ず自分と他者との間にエンコーディングやデコーディングが働くものだと思う。そしてそこで生じる大きな齟齬がコミュニケーションに問題を引き起こすが、宗教的なそれは特に露骨な形で「見えてしまう」のだと思う。

最後までしっとり。

物語は後半、ぐっと解説が始まるところから加速するが、それでも全体的にはしっとりとした雰囲気。全編ゆったりとした気持ちで読み終わることができるというのも、珍しい。

というわけで、メカとか出てこないけどかなり読み応えがある感じ。最近の著作の中では一番面白いかな。

ただちょっと気になるのが、おじいちゃんすごい死んじゃいそうなところ。そこで寝ちゃダメー!あと表紙。西島大介さんの絵だけど、これは一体…。ちょっとファンタジー過ぎるような。

今週のトーマスレビュー:「ロッキーきゅうしゅつさくせん」と「トップハムハットきょうにサヨナラ」

30ピース 子供向けジグソーパズル がんばれ きかんしゃトーマス ピクチュアパズル

ロッキーきゅうしゅつさくせん

いつも仲良しソドーレスキューセンター、と思いきや、自負心の強いメンバーたち。それぞれの持ち味を自慢し合う中で、これまでの所業がアレなフリンだけが痛々しい…。

そんな中、レスキュー中に転倒&脱線してしまうロッキー。その巨体は引き起こすのにはメンバー全員の力が必要、なのだがチームワークはバラバラ。「しっかり引っ張れよ!」と最初に食いかかってくるフリン。ぶれないフリンが好き。

最後はなんとかロッキーを線路に戻し、全員で走る。「俺たちがソドー島を守る!」的なちょっと珍しい終わり方で〆。

トップハムハットきょうにサヨナラ

ハット卿が島を去る?という聞き間違いでスタート。よくトーマスが怒られてるってパーシー言ってるけど、ディーゼルとかの方が大きいミス多いよね。

なんだかんだで人望があるハット卿、機関車たちはストライキ(?)をしてシュプレヒコール。考えたことなかったけど、機関車の大きさで大声だしたら音量すごそう。

最後は勘違いだと発覚して〆。

Fallout4プレイ日記:プリドゥエン来ボストン。ストロング砦制圧。

放置していた巨大飛行船へ

2015-12-30_00001

写真はおなじみプロウスキ保護シェルター。FO4になって音声案内やら見られるように。中身は安定の白骨死体。

さてメインクエスト、ヘーゲン砦攻略後に飛んできた飛行船。いろいろ忙しくて放置していたけど、かなりインパクトのある大きさなのでちょっと調査してみることに。

飛んできたのはプリドゥエン。B.O.S.の擁する巨大飛行船。ダンスさんと一緒にお迎えのベルチバードに乗っていざ乗船。いやはや、高いところからの風景はなかなか良かった。

ただこのベルチバード、小回りきかなさそうな所が怖い。しょっちゅう撃ち落とされてるのを見るたびよぎる、映画ブラックホーク・ダウン。

辿り着いたプリドゥエンにはあのマクソンさんが。いつの間にやらエルダーの称号を得ている模様。時は流れるのだ。彼の指令で、ストロング砦を制圧せよとのこと。やりますかー。

ストロング砦、真夜中の制圧作戦

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ふたたびベルチバードに乗り込み、使っていいよと言われたミニガンでミュータントどもを討ち滅ぼす。ヒャハハハ!ベヒモスサイズもいたけど、遠距離からのミニガンの敵ではないのだ。

着陸してからもミニガンを撃ち続けて残りのミュータントをお掃除。そして辺りに訪れる静寂。圧倒的な戦いだった…。一応指令としては武器庫を使えるように、ということだったので、ダンスさんと一緒に建物内を大暴れ。飛び交う火炎瓶。改造強化10mmピストルの弾の嵐。

なんやかやで武器庫もスムーズに制圧完了。ヌカランチャー関係の資料はなかなか面白かった。

次は「物資をネコババしている兵士がいるかも。真偽を確かめてきて」という地味そうな仕事を受注。しかし地味そうな仕事がマップを動き回る壮大なクエストにつながるのがFallout。

Fallout4プレイ日記:レールロード探索。秘密の地下墓地へ。

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クリスマスがやってきた

ゲーム時間を見ると、12月25日。ダイヤモンドシティはクリスマスツリーが飾られて(若干)ほんわか気分。レイダーだったら生肉でも飾り付けそうである(てっぺんには星の代わりに生首)。

雪が降ったりとかは特になし。なんとなくボストンの冬はどんなかとググってみると、かなりの雪量。日本の東北くらい。

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レールロードを探る

コーサーのチップを分析するためオリオンをなぞる、ことはなくレールロードを探ることに。史跡巡りツアーに記された赤線をひたすらたどり始める。案内ロボットによると、このツアーでボストンの歴史を堪能できるとのこと。

さあ行こうと思いきや、突然白鳥の池から巨大ミュータントが登場。しかし我がコンパニオン、パラディン・ダンスの敵ではないのだ。わたしは遠距離からチマチマ援護しつつ、あっさり撃破。このスワン、身体に白鳥を縛り付けている。何故なのか。

さて肝心の赤いラインをたどる旅、例によって迷う迷う。地図とにらめっこしながら(GPSが機能してるということは、いくらか人工衛星はまだ飛び回ってるんだろうか?)ミュータントの根城やレイダーのお宅を訪問&デストロイ。1時間ほどかかってなんとか教会に到着。

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秘密の教会は真っ暗

教会の中はグールでいっぱい。スナイパーライフルで起床したグールから順番に処理しながら、奥に進む。まずは尖塔をチェック。ははーん、この屋根の先に何かあるのねと勘違いして屋根を進むも、屋根の角度が急過ぎて真っ逆さま。ま、まあ今度にしておくか。

地下を探索すると、奥にゴーリゴーリと回る円盤を発見。レール…ロードと。さらにその奥にはおばさんと従者2人。突然現れたからちょっとビクッとなる。彼女がレールロードの長とのこと。チップの解析を依頼する。

Photoshop Action by dear diary & Light Leak

Fallout4プレイ日記:コーサー追跡、そしてレールロードへ。

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半?ミュータント化した博士のお願いで、コーサーを探す(Hunter/Hunted)

前々回の放射能汚染エリアの探索を経て、ついに博士を発見。彼の願いは進むミュータント化を止めること。そのためにはインスティテュートに残してきた「血清」が必要らしい。

しかしインスティテュートに潜入するためには特殊なチップが必要。問題はそれを人造人間の中でも特に凄腕、コーサーという役割のやつらが持っているとのこと。要はそれを倒してチップを奪ってきてくれたら手伝ってやるとのこと。

博士の教えてくれた「コーサーがいるところ周波数」を聞きながら、追跡開始。途中でなぜか「C.I.T.廃墟」をグルグル迷ったりするも(激戦であった)、なんとかグリーンテック遺伝学研究所へ到着。

研究所とガンナーとコーサー

研究所はビル構成。中ではガンナーとコーサーが大激戦。こちらはコーサーがやり損ねたガンナーをお掃除しながら上層階を目指す。

冷却地雷でカチカチになりながら登った最上階では、ガンナーと話すコーサーが。思わず下の階からガンナーを狙撃すると、会話が中断されてコーサーが襲ってくる!

(なんかイベント飛ばした予感もしつつ)戦闘に勝利してチップを入手。あとに残ったのはふてくされたガンナーのおっさんと捕まってる人造人間の女の子。はて、何で捕まってるんだろう…。まあいいか。出してあげよう。

屋上を覗いて戻ってくると、おっさんは消失。女の子がすごいウロウロしながら武装を漁っているのを横目に見ながら、エレベータで帰還。さあメモリ系はあの博士のとこだろ!と一路メモリーデンの博士の所へ。

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レールロードにきいてみて

さすがの博士もこのチップは触ったことないし、見当つかないとのこと。これが扱えるのは「レールロード」と呼ばれる秘密組織らしい。

博士に合言葉を教えてもらい、一路レールロードの探索へ。なんかクエスト一覧にあったような、なかったような。