映画「六月燈の三姉妹」レビュー。地元舞台系ではなかなか良い。

六月燈の三姉妹  [DVD]

第1印象は、方言がかなり強め

気になってたけどレンタルするほどでもないか、と放置していたがAmazonプライムの無料映画に入っていたので視聴。なんだかんだでAmazonプライムの映画・TVはけっこう見ている。

というわけでいざ視聴。第1印象は「方言がかなり強め」。鹿児島弁の独特のイントネーションに加えて、方言の単語も使わているので予備知識がないとつらそう。

一方でわざとらしくなりがちな方言の演技は全体的にナチュラルに聞こえていい感じ。特に吹石一恵さんや吉田羊さんをはじめ、女性陣の演技はなかなか。

町内会の話がちょっと長い

メインは3姉妹の恋愛模様(特に次女)なわけですが、ちらちら入ってくる井上順をはじめとする町内会の人たち。3姉妹とほとんど話が断絶してるし、こんなに出番なくても良かったような。

渋江譲二さんはせっかく出てるのに絡みがほとんどないし、3女の不倫もざっくり終わるし、もっと恋愛話を見たかった。そもそも人間関係が複雑過ぎて、時間が全体的に足りてない印象

六月燈はフォーカス少なめ

肝心の六月燈は、わりとフォーカスが少なめ(六月燈は鹿児島の祭り。旧暦6月に開催され、灯籠を多数祀る)。なのでこの映画のタイトルはちょっと大げさかな。

ただ個人的に六月燈は照国神社だけのおまつりかと思っていたので、地方でも開催されているのは知らなかった。調べてみると、霧島や指宿、奄美などでも行われているとのこと。

全体的にはまあまあ。地元民は楽しめる。

ローカルにフォーカスした映画ということで、例によって地元ネタは多め。地元民はおおかた楽しめると思う。お話はちょっと分かりにくい部分もあるけど、出演者の演技でカバーされてる感じ。というわけで、評価としては「まあまあ」な映画でした。

amazonプライムでもやっていたので、プライムユーザーならこちらから見るのがオススメ(配信内容変わったりするので、後からやってなかったりがあるかも)。


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