「おおかみこどもの雨と雪」は完全に育児映画だった

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遅ばせながら、細田監督の「おおかみこどもの雨と雪」を見ました。レビューを残すとする。

これ完全に育児あるある映画

二人が大学で出会って、同棲するまでの流れは微笑ましてくてニヤニヤ。しかし子育て開始からは完全に育児あるある映画へと変貌。

目を離した隙に部屋がぐちゃぐちゃ、うるさくして隣人に怒られる、変なもの食べると、そこには我が家の日常が。しかも狼に変身するとかなんというハードモード。

うちはまだ2歳なので、小学校以降はまだ実感湧かない部分が多いけど、こんな感じのことがあるのかと想像。まだまだしんどそうだ。幼児の頃の性格が成長するにしたがって変わっていくなんてのもあるんだろうなあ。

メインテーマは…なんだろう

映画にはいろんな要素が詰まってるけど、メインテーマは何だろう。シングルマザーの育児、田舎暮らし、自然保護、狼、特徴がある子どもたちの成長と盛りだくさん。ちょっと盛り込みすぎてどれを推したいのかちょっと分かりにくい。

子どもの成長がメインなら、いろんな人との絡みをもっと増やして、雨と雪が普通の人間と触れ合う中でどう変わっていくのかとかを見たかった。

あと行政が児童虐待を疑って家庭訪問しに来るシーンとか、予防接種してないとかあったけど、そういうリアリティ混ぜるんなら小学生がいなくなるとかの大問題もどうフォローしたのかとかもちょっと欲しい。

ひとつひとつは丁寧に描かれてて好感

一方でシーンひとつひとつは丁寧に描かれてていい感じ。背景も綺麗だし(相変わらずキャラクターと背景の浮きが激しいけど)、静止画で切り取っても絵になるのが多い。

声優も宮崎あおいさんをはじめ、味気ないと言ってしまえばそうなんだけど、全体的に落ち着いてていい感じ。林原さんはチラッとだけど、やっぱ迫力が違うわ。絵と声が完全に融合したキャラクターになっとる。

先にも述べたけど、テーマがちょっとたくさんあるのが残念。もうちょっと絞り込んであったらぐっとのめり込めた気がする。全体的には面白いけど。

この映画が現在配信中かは分からないけど(時期によって配信してないときもある)、お試しもあるしhuluがわりとオススメ。

===今日の寝かしつけソング===

ガーネット:奥華子


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