ロリポップチェーンソーをクリア。安定の須田ゲー。

LOLLIPOP CHAINSAW PREMIUM EDITION 【CEROレーティング「Z」】

今更ながら、ロリポップチェーンソーをクリアしたのでレビュー。

自分の買ったバージョン

安かったので360版の特別版。通常版はゴア表現の削除とか、特典コードがなかったりとかなので買う理由はなし。ちなみにヒロインはダブルキャストで、360版だと喜多村英梨さんがデフォ。クリアすると選択できるモードが追加される。

雰囲気は最高。アート的な要素もばっちり。

まあアメリカン・チアガール+チェーンソー+ゾンビと来たらバカゲーの匂いがぷんぷんするけど、ばっちり期待を裏切らない。ノーモアなんかでも見られた映画みたいなセリフの掛け合い、演出が全編にわたって楽しめました。

またステージ選択やメニュー、ローディング中の画面のアメリカン・コミック的なアート表現もすごい。須田ゲーはこういう全体にしっかり馴染んだ世界観を表現してくれるのでそういうところが大好き。なんというか、日本のゲームでこれができるんだ、という感じ。岩井俊二監督の映画「スワロウテイル」を初めて見た時に、日本の映画なのか!と驚いたのと同じ感覚。

操作性は例によってちょっと変。あと即死QTE多い。

大量のゾンビと聞くと、どうしても無双的な爽快感を最初にイメージしてしまうので最初はちょっとゾンビがサクサク倒せなくてイライラ(強化アイテム+技購入で中盤からはさくさく)。まずは回転攻撃を買うのじゃ。カメラワークも固定されて見にくかったりと、ノーモアでイラッとした所が改善されてない。

あとはQTEが超多い。そこまでシビアな判定じゃないけど、即死系ばっかりなのでわりとコンティニュー画面を見るハメに。長いムービーは飛ばせるけど、短いムービーはスキップ不可なのが微妙にイライラ。あ、でもボス戦の締めQTEは演出的に好き(毎回固定のキーなので間違えることはない)。

ヒロインが超かわいい。脇もしっかり個性的なキャラが固めてる。

とにかく一番の魅力はヒロインのアホさがかわいいところ。彼女のちょっとズレた価値観がアホな設定と相まってこれまで見たことないキャラクターになってます。ボケっぱなしじゃなくて、彼氏(パッケージの生首)が突っ込んでるのでグダグダした感じもなし。

ヒロイン以外にも、島田敏ボイスの師匠とかスナイパーのお姉ちゃん、電波系の妹、中田譲治お父さんとか個性的なキャラがいっぱい。親父が使えるモードとか欲しかった。

総じてオススメ。

ノーモア★ヒーローズにハマった人ならばっちり楽しめると思う。ボリュームはちょっと少なめだけど、まあアクションゲームだしこのくらいが丁度いい気もする。最近は長いゲームが辛くて辛くて…。ちょっと難易度高いとこもあるので、サクサク楽しみたいならイージーモードがオススメ。やり込みしないならこれで十分。

でもこのキャラクターたちがこれでおしまいって言うのはもったいないなあ。いつか須田ゲーオールスターズみたいなの出ないかな。

 

===今日の寝かしつけソング===

Say You Love Me:Patti Austin


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