リービング・ラスベガスはすこぶる良い映画

リービング・ラスベガス [Blu-ray]

ニコラス・ケイジがアカデミー賞主演男優賞を獲った「リービング・ラスベガス」見ました。以下ちょっとネタバレあり。

なんだこれ、すごい面白い

アカデミー賞受賞!みたいなのってあんまり見ない天邪鬼な私。ニコラス・ケイジにはまってしまったので、まあ一応見てみるかと見始めてみると…なんだこれ超面白い。ニコラスすごいよ!ダメな人の役なんだけど、それがすごい迫力!俳優ってこんな演技できるのかと驚嘆。

あらすじと感想

ちなみに映画の主軸はアルコール依存症を患っているベン(ニコラス・ケイジ)の転落劇。依存症が悪化して会社を解雇されるベン。彼は家財道具を全て処分して、一路ラスベガスに。そこで娼婦のセーラ(エリザベス・シュー)と出会い、二人はともに生活を始めますが…的なあらすじ。

彼らの生活はともかく悲痛。アルコール入ってる時と切れてる時の主人公の浮き沈みがすごいのと、それを支えるヒロインのけなげさと周囲の環境の厳しさのコントラストは強く、なかなか心安らぐシーンがありません。

それでもラストはとても静かで、やっと二人が落ち着けたと感じることができる終わり方でした。

アルコール依存症を治す!的な流れに行かず、そのまま突っ走ってしまうことには賛否両論あるんでしょう。でもこの二人にとってはそれで良かった、そうすることが自然だったんじゃないかと思わせる流れを感じます。

ちなみに吹き替えは山寺宏一さん&勝生真沙子さんとのことなので、吹き替え版でも見てみたい。ニコラスは大塚明夫さんじゃないのね。

この映画が現在配信中かは分からないけど(時期によって配信してないときもある)、お試しもあるしhuluがわりとオススメ。
===今日の寝かしつけソング===

微笑みのプルマージュ:田村ゆかり


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