良いところと残念が両極端。仮面ライダーアマゾンズ最終話レビュー。

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というわけで今日配信で最終回

トラロックを実施後、仲間を食べたモグラとモグラを助けた悠(主人公)は失踪。駆除班は解散。それからしばらく経ちました…でスタート。なんか画面の色合いがしっとりしてるぞ!

今回の見どころは児童養護施設で働く望隊員。一瞬誰か分かんなかったよ。あと所在なさげに駆除班のみんなを集めに行く隊長がちょっとかわいかった。

ちなみにお金を稼ぐ理由について、望は児童養護施設、眼鏡さんは介護、隊長は難病の娘さんと来て、三崎さんカッコ悪いw。腕食べられたことすらネタにする三崎さんはアマゾンズの清涼剤や。

主人公の価値基準

最終回を迎えるにあたって主人公の持つ善悪というか、価値判断の基準がどうなるのかが気になってたわけですが、そのあたりは結局よく分からず終了

人間に作られたアマゾンズが人間に反抗したらダメなのか、人を殺してなくても駆除されねばならないのかといった問題は判断が難しいところ。でもじゃあどうしたらいいのか、というのは結局その現状に対して具体的にどうするのか、どうしたいのかが見えないとなんとも言えないのではなかろうか。

主人公は哀れなアマゾンズたちを守るために闘ってたわけだけど、守ってるアマゾンズでも覚醒したら多分すぐに殺してるわけよね。そのあたりのやりとりみたいなものが見えないから、アマゾンズたちはただ哀れで危険な存在に見えるし、主体性もない感じ。

一方で鷹山はとてもシンプルで分かりやすい。背負ってるものも分かりやすいし、責任の果たし方も分かりやすい。見ていて納得できたのは完全にこっち

最終回で良かったところとダメだったところ

緑と赤の戦闘シーンは良かった。時々見られた抑揚のないフワッとしたジャンプ(これすごい気持ち悪い!)もなかったし、吠えながら闘う二人は、まさに死闘って感じ

一方で駆除班対大量のアマゾンたちはなんか微妙。1体でも人間だけの駆除班は微妙だったのに、わらわら出てきたアマゾンたちから長時間耐えられるはずがない。悠やモグラの手前、手を抜いてるとかも考えたけど、それなら悠たちが最初に出てくればいい話よね。

良かったのは鷹山と泉さん。鷹山は最後は鬼になってたけど、そうじゃない部分を彼女が見せてくれたのでキャラクターに深みが。やっぱかっこいいなあ。

一方影が薄いヒロイン。まあ仮面ライダーのヒロインってだいたい影が薄い気もするけど…。もっちーは可愛かったけどね!

あとトラロックあれだけの騒ぎ起こしてるんだから、会社やばいだろうとか、トラロック実行したお母さんに悠はどう思ってんだろうとか、会長悪いなあとか、隊長なんでいつもヘルメット傾いてるんだろうとか色々あるけど、2期がなんとかしてくれるはず。

というわけでアマゾンズ1期終了。なんだかんだ気持ち悪いところが多いけど、試みとしては面白い。2期は地上波でできないって利点がグロとか以外にももっと広がったらもっと面白いんじゃないかなあ。


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