子どもにオススメしたいゲームをいろいろ考え始めてみると、けっこう色々出てくる。まぁ子どもがプレイできる年頃になったら、「こんなレトロゲーやだよ!」と言われるかもですがそれはそれ。
今日思いついたのは、PS2の「ICO(イコ)」。ご存知の方も多いと思う、超有名タイトルですが、やっぱりこれは外せない。
ICOってどんなゲーム?
世界はファンタジーの世界。不思議な古城(廃墟っぽいところが素敵)に閉じ込められた少年イコが、そこで出会った謎の少女とともに城を脱出するアクションゲーム。多分にパズル要素が多く、謎ときアドベンチャーな感じです。
特徴的なのが、HPとか画面に表示されるパラメータなどが一切ないところ。純粋にプレイ画面だけを見つめてプレイします。また、ヒロインとともに出口を目指すわけですが、彼女を連れて歩くにはずっとボタンを押しっぱなしにしてないとダメ。ボタンを話すと手を離してしまいます。
どのへんが面白いか
やはり一番の魅力は古城を探索する「雰囲気」。騒がしいところでやるべきゲームではないです。できれば静かな部屋で、ゆっくり時間がある時にプレイしたい。わたしはとてもワクワクするファンタジー小説を読んでいるみたいな感じがして、子どもの頃にエンデの「はてしない物語」を読んだ時のことを思い出しました。
またヒロインとずっと手をつないでいることで、いつの間にか彼女との絆が作られているところも秀逸です。基本的にキャラクターたちは喋らないので心情はおもんばかるしかないんですが、守らなきゃ!という気持ちが自分の中でだんだん強くなっていってることに気づいた時は、ちょっとびっくり。
あとは、少し怖い敵。得体の知れないゴーストみたいなものが時折襲ってきますが、襲撃時の仄暗いBGMとか、倒したのか倒してないのかよく分からない感じとかが、これも子どもの頃の不安を表現している感じがしてとても作り込まれているなと感じました。
難易度はどうか
アクション要素が若干シビアなところがあるので、小学校中〜高学年くらいからがオススメかも。謎ときもちょっと頭を使うところもあり、大学生時にプレイした自分もちょっと詰まる所がちらほらありました(攻略サイトを見るほどではない)。
というわけで、今回はイコ。HD版もPS3で出てるので今後はアーカイブズとかで手軽にダウンロードできるのかな?
===今日の寝かしつけソング===
ICO -You were there-:Steven Geraghty