子どもが生まれたので生命保険。選んだ時に注意したこと

MASTERキートン 1 完全版 (ビッグコミックススペシャル)

一定期間内に加入者が死ぬか死なないかに金を賭けあうビジネス……すなわち生命保険です。
平賀・キートン・太一 -マスターキートン

というわけで、子どもが生まれたので生命保険に入ろうとした時に注意したことを備忘録として記録。

保険に入ろうと思った経緯としては、周囲の人たちから学資保険に入っておくべきとのアドバイスを受けて各社比較+ついでに生命保険についても調べてみるという流れ。

各社見積もり出してみましたが、うちはソニー生命を選択。ソニー生命はテレビCMでもやってるように、ファイナンシャル・プランナーの有資格者が担当になって、まずは老後までのライフプランを考えてから適切な保険の組み合わせを選んでいくという形になります。

ソニー生命で良かったこと

一番のメリットは、じっくり話し合う時間があったこと。ぶっちゃけ契約に至るまでに4回くらい訪問(各3時間くらい)があって超面倒なんですが、それまでもやっとしてた人生設計をしっかり考えるいい機会になりました。

このへんはネット世代的に「人的コストが大きくなるから保険も高くなるんじゃないか、自分でネットで調べてネット窓口で契約するぜ」と思ってたんですが、それをしなくて良かったと思います。やっぱり疑問を即解決できる場があることや、知識を蓄える機会があったことは大きなメリットだと思います。

あとヒアリングは夫婦同伴が原則みたい。月々払いなので忘れがちですが、トータルコストは数百万になるのでこのへんも大事。

ソニー生命で良くなかったこと

一番は、うちのあらゆる情報を握られること。特に年収含めて貯蓄などの経済状況を知られることは大きなデメリットだと思いました。契約後に何度か新商品(明らかに利率の悪い貯蓄型商品)買わないかみたいな連絡があったりと、そのへんが面倒。ライフプランニングと表裏一体の話なんで、このあたりは難しいところですが、いらないものはいらないと言える人でないとダメかも。

あとは保険屋さんと対面がっつりなので、きつい人が担当になるとしんどいと思います。チェンジってできるのかな。

保険に入る場合は勉強は必須だと思った

保険に入る上で、あらかじめ保険に関する勉強は必須だと思いました。保険に入る際に一番気になるのは、このオプションはいるのか?みたいなことだと思います。うちの場合はこのあたりは統計データを参考に判断しました。不安とかって何が不安かというと、ぼんやりしてるから不安。数字で実態を見ると、この数パーセントの確率にヒットするのはしょうがないだろうくらいの感じで判断できるようになりました。

勉強の本には色々あるかと思いますが、うちで一番参考になったのは山崎元さんの「超簡単 お金の運用術」でした。新書なのでさっと読めます。

保険がメインじゃなく、投資を主体とした本ですが、冷静なお金の使い方について知ることができる良著です。生命保険・学資保険について言及あり。

担当者と契約するのではなく、会社・仕組みと契約する気持ち

うちで一番注意したのは、このこと。契約する際には担当者の人柄が大きな影響を与えてきますが、私たちが契約するのはその担当者じゃなくて保険の仕組みです。来年辞めてしまうかもしれない担当者のために不要なお金を払う必要はないし、契約は数十年にわたる以上はドライに考える必要があります。

あと例によってこれまで会ってきた契約者たちの悲惨な例(入ってれば助かったのに系)とか、自身の経験からのオススメ系といった話が出てくるかもしれませんが、これらは無視。ていうか不安を煽ってくるのは最悪よね。そんな怖いことは嫌だって言うしかないし。

あと保険会社の資料は、当然保険会社の都合のいいように表現されてるので注意。全部嘘だ!というのはどうかと思うけど、そのデータだけ見るのは危険かも。ちょっとググれば色々出てくるので、あらかじめ読んでおいて損はないかと思います。

うちの場合はあらかじめPCに疑問点をまとめておいて、ノートPC持参で担当者と面談。気になったことはその場でググって質問するみたいな面倒なお客さんでした。自分がやられたら超嫌だね!

リスクヘッジできない部分だけを保険で補う

あとはこれ。結局保険って、もし発生したら自力でどうにもできない部分にのみ使うもの。例えばシンプルなのは自動車保険。事故で誰か傷つけたらおそらくほとんどの人が自力カバーは無理なので入ります。

一方で生命保険は、そのあたりがちょっと複雑。個別の家の事情も入ってくるし(幾ら保障がいるかとか)、カバーするための他の方法(公的な補助とか)が色々あったり。なので自分の家のポテンシャルを把握した上で、それでも自力カバーできないと判断したとこだけ入るのがいいのではないかと思います。

結局うちが選んだのは掛け捨て・子どもが独り立ちまでプラン

結局うちが選んだのは、子どもが大学卒業(予定)年までの掛け捨てプラン。契約初年度が最高額で、年が進むにつれて保証金額が低減していく感じです(支払いも低くなっていく)。

学資保険も一応プッシュありましたが、こちらはリターンががっくりなので辞めました。インフレ率・期待リターン・原資とかも考えて、こちらは相当額を投資信託で運用中。原資割り込んだらすまんな息子よ。

 

とまあこんな感じです。誰かの何かのお役にたてたらいいなあ。というかとりあえず山崎元さんの本を読むのがいいと思う。

 

===今日の寝かしつけソング===

Blue Flow:Heart of Air


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