80年代前半生まれのセレクトする「爆風スランプ」ベスト5

GOLDEN☆BEST/爆風スランプ ALL SINGLES

iTunesのオートプレイが久しぶりに爆風スランプを再生したので、なんとなく自分セレクト爆風スランプのベスト5を選んでみる。

爆風スランプとの出会いは、親の持っていたカセットテープ。確かI.B.Wが録音されていたものだと思う。初めて聞いた歳は12歳かそこらだったと思う。そこから色々聴きだしたけど、私が中学生くらいの時に解散。結局ライブで見ることはできなかったので、録音されたものだけ。

5位:勝負は時の運だから

とにかく優しい。サンプラザ中野氏のガッツある声でこの歌詞を歌われると、なんかありがとうございますという感じ。若い時は言い訳になるかもしれない歌だけど、歳をとってどうにもならないことを色々経験してから聞くとまた違った感じになりますね。

4位:恋愛妄想ショー

所謂電波ソング。まあストーカーの歌ですが、盗聴・監視を超えて死体をサイボーグ化することまで示唆してるところが秀逸。ちょっとSF要素入ってます。この人自分で轢きに行きそうな狂気を感じる。

3位:それから

ラブソング・バラード。爆風スランプの曲って、別離とか遠距離恋愛みたいな要素多いですよね。主人公も実直というか、不器用というか、所謂リア充みたいな人たちじゃないロマンティックな男が多い。

似たテーマの曲には「KASHIWA マイ・ラブ」とかあるけど、「それから」はそれらの中でも、別離に諦めと募る想いがギュッと詰まっている感じがします。

2位:月光

テンポからメロディーからとにかくかっこいい。雰囲気的には井上陽水の「リバーサイドホテル」に近い感じがします。そっちはかなり叙情的だけど。

調べてみたら爆風スランプの出世作の1つだったのね。

1位:満月列車

なんだかよく分かんないけど、これが一番好き。聞いた回数も一番多いと思う。曲調もゆったりとしていて、心地よく色んなことを「想像する時間」を過ごすことができるところが一番の魅力と思う。

「干からびていくキャベツ」という表現も、じりじりとした時間の経過を感じる綺麗なフレーズ。ダイヤもゆっくりと輝きを増していく様子が、主人公の気持ちの高まりと相まって期待感が増していく。雰囲気的には、90年代の邦画のイメージ。そしてこれもラブソングのひとつですね。

爆風スランプって「Runner」とか「旅人よ」とかの青春をテーマにしたバンドってイメージが、特に私の世代(電波少年やポケットビスケッツが小学生だった)には強いと思います。あとサングラスとスキンヘッドの人的な。

一方で色んな種類の曲を聞いてみると、ここで挙げたようなゆったりとしたバラード調の曲たちがすごい魅力的なことに気づきます。まあこれから復活とかはおそらくないのだろうし、自分もそれについては求めてない。だけど爆風スランプのラブソングには普遍的なものが織り込まれてて、そうしたものを振り返ったり、再確認するという意味でもすごいいい曲ばっかりだなあと思います。

 

===今日の寝かしつけソング===

満月列車:爆風スランプ


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