見ました。前回に続いてマッドマックス2。いやはや、これは面白かった。ネタバレちらほらあります。
世紀末感が大幅増量!
1と比べると目につくのが、世紀末感の大幅増量。主人公のマックスもうらぶれて偏屈(全然笑わない・安らがない)、悪役も完全にレイダーの皆さん。世界はウェイストランド的になり、暴力や死が日常茶飯事!まさにヒャッハー!
特に敵のボスのデザインが秀逸。ガチムキの体にベルト、ホッケーマスクに血管脈打つスキンヘッドと悪役感が半端ない。仲間の皆さんも、怪我した仲間を見て爆笑したりと悪い人たち感がすごい。
マックスさん、1に続いて散々な目に遭う
前作で妻子を亡くしたマックスさん。今回も自慢の愛車は破壊されるわ、ともに旅する犬(ドッグミート的な)は殺されるわ、最後はやっぱりボコボコになるわと散々な目に遭います。なんだこの上条さん的な不幸属性。ちなみにマックスの場合は驚異的なバイタリティで切り抜けます。レベル5の。
そしてマックスに関わる人たちも、基本的には死ぬ。一緒に戦うと超危険な男、マッドマックス。ただ住民たちのリーダーは無駄死に感がすごい。そりゃそんなとこウロウロしてたら襲われるだろ…。
細かいデティールのこだわりがすごい
予算の問題なのか、基本は荒野か石油採掘所が舞台。一方で改造車やキャストたちの衣装がすごい。いろいろ物資が不足して、つぎはぎで作ったらこんな感じになるんだろうな、というようなデザインが世界観にぴったり合ってます。銃とかの火器がほとんど活躍しないのもいいですね。やっぱり流通ないし、世紀末にはボウガンが必要だと再認識。
あとは全体的に何もかもうす汚れてますが、埃っぽさなんかもしっかり表現されてました。キャストもすごい美人とか美男はほとんど出ないので、そういうところもリアリティ増してて良。
見逃してくれるレイダーさんたち
最後に燃料がないと分かると引き上げていくレイダーさんたち。あれ、そこは復讐とかいいんだ…。ヒャッハー!グヘヘへ!とか言ってた人たちなんで、若干違和感。ボスをやられて右往左往という感じでもないっぽいし、時間の都合だろうか。
野生児、部族の長になる
最初のモノローグもこの子だったのね。一人だけFF6のガウみたいな子がいるなあと思ったら大活躍。ロマンスも一切ないし、この子いなかったらほんと殺伐とした映画だわ。ひょこひょこ動く様子がかわいい。
ともあれ、1と比べると完全な別物と言ってもいいのではないだろうか。断然面白くなってます。ストーリーが続いてるので2から見るというのはあまりオススメしない。
続いてサンダードーム(3)も見る!
この映画が現在配信中かは分からないけど(時期によって配信してないときもある)、お試しもあるしhuluがわりとオススメ。
===今日の寝かしつけソング===
Dearest:松澤由美