2015年 8月 の投稿一覧

「おおかみこどもの雨と雪」は完全に育児映画だった

おおかみこどもの雨と雪 BD(本編1枚+特典ディスク1枚) [Blu-ray]

遅ばせながら、細田監督の「おおかみこどもの雨と雪」を見ました。レビューを残すとする。

これ完全に育児あるある映画

二人が大学で出会って、同棲するまでの流れは微笑ましてくてニヤニヤ。しかし子育て開始からは完全に育児あるある映画へと変貌。

目を離した隙に部屋がぐちゃぐちゃ、うるさくして隣人に怒られる、変なもの食べると、そこには我が家の日常が。しかも狼に変身するとかなんというハードモード。

うちはまだ2歳なので、小学校以降はまだ実感湧かない部分が多いけど、こんな感じのことがあるのかと想像。まだまだしんどそうだ。幼児の頃の性格が成長するにしたがって変わっていくなんてのもあるんだろうなあ。

メインテーマは…なんだろう

映画にはいろんな要素が詰まってるけど、メインテーマは何だろう。シングルマザーの育児、田舎暮らし、自然保護、狼、特徴がある子どもたちの成長と盛りだくさん。ちょっと盛り込みすぎてどれを推したいのかちょっと分かりにくい。

子どもの成長がメインなら、いろんな人との絡みをもっと増やして、雨と雪が普通の人間と触れ合う中でどう変わっていくのかとかを見たかった。

あと行政が児童虐待を疑って家庭訪問しに来るシーンとか、予防接種してないとかあったけど、そういうリアリティ混ぜるんなら小学生がいなくなるとかの大問題もどうフォローしたのかとかもちょっと欲しい。

ひとつひとつは丁寧に描かれてて好感

一方でシーンひとつひとつは丁寧に描かれてていい感じ。背景も綺麗だし(相変わらずキャラクターと背景の浮きが激しいけど)、静止画で切り取っても絵になるのが多い。

声優も宮崎あおいさんをはじめ、味気ないと言ってしまえばそうなんだけど、全体的に落ち着いてていい感じ。林原さんはチラッとだけど、やっぱ迫力が違うわ。絵と声が完全に融合したキャラクターになっとる。

先にも述べたけど、テーマがちょっとたくさんあるのが残念。もうちょっと絞り込んであったらぐっとのめり込めた気がする。全体的には面白いけど。

この映画が現在配信中かは分からないけど(時期によって配信してないときもある)、お試しもあるしhuluがわりとオススメ。

===今日の寝かしつけソング===

ガーネット:奥華子

2歳児をロボットはかっこいいと洗脳する

HGUC 191 1/144 RX-78-2ガンダム (機動戦士ガンダム)

2歳児に「かっこいい」を教える(洗脳する)

最近「かっこいい!」を覚えた息子。電車やら何やらを見て「かっこいい!」を連発。そこで私の趣味であるロボットモノをかっこいいものだと洗脳を試みる。

私:「これは、かっこいい」(ガンダムの画像を見せて)
子:「かっこいい!」
私:「そうそう。これは、ガンダム。ガンダムかっこいい!」
子:「ガンラムかっこいい!ガンラムかっこいい!」

簡単だった…。ガンダム言えてないけど。他にもザクやらドムを見せて、これもかっこいいと教育。言いやすいのかこちらは名前を正確に発音。

他のロボットを見せてみる

試しに他のロボットを見せてみる。ロボットデザインの系統が全然違う、ファイブスター物語の資料集を見せてみると。

私:「これは破裂の人形」
子:「ハエウノ….かっこいい!」

さすがに破裂の人形は発音不可だけど、これもかっこいいと判断。お、すごいぞ。同じロボットという分類にカテゴライズしてるのかな。他にもシュペルターやら見せてみても、同じ反応。一方でファティマのページには反応せず。ロボット分かってる。

しめしめ、プラモデルを買う口実ができそうだわい

これを続けていけば、ロボットかっこいい!→ロボット欲しい!→ロボット買って!という流れになってプラモやら何やら買う口実ができそう。ヒッヒッヒッ、これはいい仲間ができたわい。洗脳を強固にするために、ガンダム百科みたいなの買うとしよう。

 

===今日の寝かしつけソング===

おやすみなさい明日はおはよう:林原めぐみ

セーラースターズ「悪夢花を散らす時! 闇の女王復活」レビュー

美少女戦士セーラームーン セーラースターズ VOL.1 [DVD]

セーラースターズがことのほか面白いので、レビューを残すことに。ひとまず1話から。これまでの視聴経緯としては、無印~スーパーズまでは子どもの頃にリアルタイムで視聴。今回TVの再放送があったので無印から見直してスターズまで辿り着いた流れ。

デッドムーンを倒したうさぎたちセーラー戦士は、さらに受験も終えて、晴れて高校一年生になった。そして、ちびうさも未来へ帰ろうとしていた。しかし、その時、封印されていたネヘレニアに、セーラームーンへの復讐をささやきかける謎の声があった。新たなパワーを得たネヘレニアは、心の鏡を割ってしまう。地上に降り注ぐ鏡のカケラからはネヘレニアの分身ミラーパレドリィが出現し、はるかとみちるに襲いかかってきた。

東映

オープニングが一新

オープニング曲がムーンライト伝説からついに変更。初代からずっとムーンライト伝説だったわけで、さすがに違和感が。でも作詞は武内直子先生やん!先生、セーラースマイルって何!セーラーアイズって何!

絵の方はとてもいい感じ。さすがに今見ると演出が古いけど、5人のキャラ紹介もしっかりあるし、よく動く。美奈子ちゃんかわいい。

ネヘレニアさま、あっという間に復活

あれだけ苦戦したネヘレニアさまですが、あっという間に復活。榊原良子さんの演技が良かったので嬉しい。しかし我らがネヘレニアさま、刺客が強い強い。地球規模で小さいトゲトゲ落としてきてるし、これはもう地球だめかもしれない。

外部太陽系戦士たちも集合や!

蛍ちゃん(赤ちゃん)やはるかさんたちも華麗に登場。前作はさっぱり出てこなかったのでこれも嬉しい。ていうかあれだけの地球の危機だったのに何してたんだw。さては海辺の瀟洒な洋館でいちゃいちゃしてたな!

地場さんは安定の洗脳コースへ

相変わらず敵に捕まりやすい地場衛さん。今回もあっという間に敵の術中に。うさぎたちが主人公ってこともあるけど、たまにはタキシード仮面視点でうさぎを助けるみたいなのがあってもいいと思うのよ。

というわけで今回は外部太陽系戦士中心のお話。前シリーズはちびうさフォーカスが過剰で個人的に微妙だったので、今シリーズは期待大だわ。

 

===今日の寝かしつけソング===

セーラースターソング:花沢加絵

イヤイヤ期にやられると面倒な行為ベスト3

2歳児の子育て中の皆さま、こんにちは。毎日ご苦労さまです。うちの子も2歳を越え、かなり自我が強くなってきました。ていうか、基本何から何まで「イヤ!」。これがあのイヤイヤ期か…。

というわけで、今回はそんなイヤイヤ期に子どもがする面倒というか、イラッとする行為をベスト3をまとめてみます。あるある的な感じでお楽しみ下さい。

3位:物理的な破壊・反抗攻撃

テレビが見たい、お菓子が欲しいなどの要求が通らない場合に何かを壊したり、叩いてきたりなどの物理的攻撃をしてくるタイプ。基本毎日発生。

厄介なのは片付けが面倒なことをされる時。お茶やら牛乳やらをドバーっとこぼしてみたり、壊されると困るもの(ケータイとかガラス系とか)を投げたりとやりたい放題。忙しいときなんかにされるとこちらのイライラも頂点に。

2位:腰からした脱力攻撃

腰から下を脱力して、立たなくなる(その場から動かない)タイプ。足元ぐにゃぐにゃにして、立たせたいのに立たない。保育園行きたくない!とか、お風呂イヤ!とかでよく起こる。

この後に予定がある場合にやってくるので、厄介度が高い。おむつ交換したい時にされるととっても面倒。アレンジ技としてはそのまま横たわって号泣。時間がなかったりするとそのまま抱き上げて強制連行なんだけど、2歳超えると10キロ以上になるので重いのなんの。バタバタ暴れたりするし。

1位:要求を飲んであげたのに「イヤ!」攻撃

子どもの要求を飲んであげたのに、それを拒否るタイプ。よくあるパターンとしては以下のような感じ。

息子:牛乳とって!
私:もう2杯も飲んだからダメ
息子:ダメイヤ!(しばらく号泣)
私:じゃあちょっとだけだよ(注いであげる)
息子:いらない!イヤ!(飲まない)

君はどうしたいんだ…。この後牛乳をぶちまけたりという追加攻撃をしてきたりするケースもあり。まあ大人でもひねくれた感じの気持ちになると似たようなこともあるか。ともあれ最近増えてきたので厄介なタイプ。

どう対処するか?

まあこんなことが毎日起こるわけですが、まじめに応対してると心がもちません。こんなもんだと思いながら、言い方はあれですがあしらってしまうくらいのスタンスでいるのがいいのではないかと思うようになってきました。

真正面から向き合ってしまうと、こちらのエネルギー消費量がすごい。子どもと一緒の目線ではなくて、そこから一歩離れた親の視線で見ると、少しエネルギー消費が抑えられるような気がします。

ほんとにいいのは、先回りしてこういうことが起こらないようにするとかなんだろうけど、そんな高等スキルは持ちあわせてない。ていうか2歳児は難易度高いわ。

 

===今日の寝かしつけソング===

深愛:水樹奈々

聖刻シリーズという小説を君は知っているか

聖刻1092聖都編 I (ソノラマノベルズ)

「聖刻1092」という小説シリーズがある。1巻の発売は1988年。今で言うところのラノベに分類されるだろうこの作品を、30代で知っている人はどれほどいるだろうか。今日はこの聖刻シリーズの魅力について語ろう。

平たく言うと、群雄ロボット物。

舞台は中世っぽい感じの大陸。国をまたがる巨大な交易路を舞台に主人公たち一行の冒険譚。主人公たちが操るのは、操兵(そうへい)と呼ばれる人型兵器。全高8メートル程度のロボットを連れ、襲い来る敵たちと戦いながら旅をするのだ。

主人公たちを狙うのは謎の練法師(れんぽうし。魔術士みたいなもの)組織や、傭兵団、巨大な国家など様々。主人公たちを離れて、敵対組織など色々な視点から物語が描かれているので内容が濃い濃い。

最近アルスラーン戦記や銀英伝のリニューアルなどの一昔前のコンテンツが話題だけど、こっちもなかなか面白いよ。

操兵(ロボット)の設定が面白い

小説のキーになるのが、この世界に流通している武器である「操兵」。とりあえず主人公機の「ヴァシュマール」の画像を見て頂戴。

か、かっけぇ…。また自分がハマったのはこの操兵の設定。幾つか挙げてみると

動力は顔に付ける「仮面」

メイン動力は、顔に装着する仮面。仮面には特殊な宝石が配置されていて、その純度や配列によって出力やらの性能が変わったりする。仮面を破壊されたりするとその操兵は死ぬ(基本的に仮面と機体はペアなので、代用が効かない)。

仮面が乗り手を選ぶ

操兵には色々あって、指揮官クラスの「狩猟機」や従者の乗る「従兵機」、あと練法(魔法)が使える「呪操兵」など。このうち狩猟機の仮面は格が高く、乗り手を選ぶ。相性が悪いと出力が下がったり、起動しなかったり。FSSのファティマみたいやね。

水がないと動けない

冷却水が切れるとあっという間にオーバーヒート。しかも馬鹿みたいに水を食うので、運用がとても困難。水がなくて動けない!的なシーンがわりと多く、戦闘以外ではかなりのお荷物。

また舞台が中世っぽい感じなので、かなり泥臭い感じで運用されてます。基本的に泥だらけホコリまみれ。パーツも敵から奪ったり、壊れたまんま使ってたり。

魔術もあるよ!ファンタジー要素満載

上でちらっと書いたけど、魔術要素も有ります。基本的には火を放ったり、氷漬けにしたりと分かりやすいタイプの魔法。基本的には敵対組織が使います。

また魔法にはそれぞれ8種のタイプがあって(火とか水とか)、それぞれが門派を作ってます。門派ごとに専用の操兵がいるけど、これもなかなかかっこいい。例えば主人公のライバル機である「フェノ・ベルガ・ラハン」。手がいっぱいあるのは、魔法の印を組むため。

かわいい女の子たちも出るよ!

もちろん気になる女の子たちもばっちり!主人公たち一行にはちょっと生意気な口うるさい少女、ヒロインは幼なじみ属性がついたお姫様、敵にも色気と艶やかさたっぷりの女練法士と色々取り揃えられてます。画像は検索したけど全然出なかったよ…。ちなみに挿絵はあんまりないので、みんな想像力で補填してくれ!

とまあ、以上が聖刻の魅力。色んな変遷を経つつ、現在も続いてるシリーズなので人気はあるんだと思う。リアルで知ってる人に会ったことないけど!

まあ今振り返ってみると、挿絵がやっぱりとっつきにくいなあ。幡池裕行さんバージョンはいいんだけど、後半の絵柄がキツイ。内容もそうだけど、このスタイルに慣れた世代でないと食指が動かないよね。アニメ化でもされたらまた別なんだろうけど。

 

===今日の寝かしつけソング===

ホントの笑顔で:桑島法子