2015年 6月 の投稿一覧

七つの海のティコ:第35話「ラストチャンス!父さんの祈り」レビュー

ペペロンチーノ号はヒカリクジラの行方を追って南極に来た。この海域でスコットは必死にクジラたちの姿を探したのだが、何日も無理な調査を続けたため、とうとう過労で倒れてしまった。アルはスコットを心配して南極から引き返そうとするが、ナナミに強く説得されて、最後にもう1日だけとどまる。スコットはヒカリクジラの声から作った歌を使い、彼らが現れる瞬間をひたすら待ち続けるが……。
bandai visual

うん、面白い回だった。スコットのヒカリクジラへの情熱と船長としての責任が葛藤するいい回でした。スコットって寡黙な人なのであんまり感情が表に出ないけど、今回はしっかり主張してて、焦りや憤りが出て人間味がすごい出てて良かった。

また普段はノンブレーキで騒動を引き起こすアルが冷静に状況を認識してたり、スコットとアルの立場が逆転してたのも印象的。アルも北極での一件とかで、変わってるんでしょうね。

描写はないので推測だけど、ヒカリクジラ調査って学会とかでも疑問視されてたと思うんです。ルコントさんなんかも明らかに馬鹿にしてたし。そういうところへの反発というか、復讐みたいな部分もあったんじゃないかなあ。

そしてついに姿をさらすヒカリクジラ。盛り上がって参りました。

 

===今日の寝かしつけソング===

木漏れ日のコンタクト:早見沙織

チャイルドオブエデンをクリア。キラキラしたRez。

チャイルド オブ エデン

今更感がすごいですが、child of edenをクリア。自分は360版です。

面白いけどボリュームが少ない

最初はひとまずkinectで操作してみるも、反応が微妙+けっこうしんどいことが判明して挫折。コントローラに切替えてプレイ。ざっと1周してみましたが、Rezよりだいぶ難易度優し目。キネクトプレイを前提にしてるからだろうか。ちなみにトータル6時間くらい。ちょっとボリューム少ないかなあ。

内容としては、キラキラのエフェクトが綺麗で爽快感もあるし面白い。このゲームはロックオンして1発発射というのではなく、ざっとオートロックで数個のターゲットを同時ロックオン、一斉発射が基本なのでズバッとターゲットを撃ち落とせると気持ちいい。

一方ストーリーは最初のモノローグ以外は説明一切なし。画面の雰囲気で感じろ!的な感じなので、色々自分で考える必要あり。簡単に説明すると、ウイルスに汚染されたヒロインのデータが詰まったデータベース(仮想人格が形成されている)の救出が目的。まあシンプルな内容なんですが、もう少し状況説明があってもいいのではなかろうか。

時おり解法が分かりにくいところも

Rezと違うのは、ショットが2種類あるところ。それぞれターゲットに合わせたショットじゃないと撃ち落とせない仕組みですが、時おりどっちの色なんだと迷ったり、これどうやって処理するの?みたいなことがちらほら。よく分かんないうちにダメージ受けたりみたいなシーンが少しだけあって、ちょっとイラッとしました。

ただ基本的には同じステージを2~3回回ればだいたい分かるかなという感じなので、そんなに気負うことはないです。ちなみに次ステージに行くには、クリア時にもらえるポイントを貯める必要があるので、何回かプレイしたステージを繰り返す必要あり。ちょっとダレるかも。

Rezの続きだけど、音楽はだいぶ感じが違う

ともあれ、Rezが楽しめた人なら十分イケると思います。ただ曲調がだいぶ異なるので、そのあたり注意。今作は元気ロケッツ推しなので前作にあったようなハード目な曲はあんまりないです。自分は元気ロケッツけっこう好きなので楽しめました(でももうちょっと曲幅あってもいいかな)。

 

===今日の寝かしつけソング===

Breeze:元気ロケッツ

80年代前半生まれのセレクトする「爆風スランプ」ベスト5

GOLDEN☆BEST/爆風スランプ ALL SINGLES

iTunesのオートプレイが久しぶりに爆風スランプを再生したので、なんとなく自分セレクト爆風スランプのベスト5を選んでみる。

爆風スランプとの出会いは、親の持っていたカセットテープ。確かI.B.Wが録音されていたものだと思う。初めて聞いた歳は12歳かそこらだったと思う。そこから色々聴きだしたけど、私が中学生くらいの時に解散。結局ライブで見ることはできなかったので、録音されたものだけ。

5位:勝負は時の運だから

とにかく優しい。サンプラザ中野氏のガッツある声でこの歌詞を歌われると、なんかありがとうございますという感じ。若い時は言い訳になるかもしれない歌だけど、歳をとってどうにもならないことを色々経験してから聞くとまた違った感じになりますね。

4位:恋愛妄想ショー

所謂電波ソング。まあストーカーの歌ですが、盗聴・監視を超えて死体をサイボーグ化することまで示唆してるところが秀逸。ちょっとSF要素入ってます。この人自分で轢きに行きそうな狂気を感じる。

3位:それから

ラブソング・バラード。爆風スランプの曲って、別離とか遠距離恋愛みたいな要素多いですよね。主人公も実直というか、不器用というか、所謂リア充みたいな人たちじゃないロマンティックな男が多い。

似たテーマの曲には「KASHIWA マイ・ラブ」とかあるけど、「それから」はそれらの中でも、別離に諦めと募る想いがギュッと詰まっている感じがします。

2位:月光

テンポからメロディーからとにかくかっこいい。雰囲気的には井上陽水の「リバーサイドホテル」に近い感じがします。そっちはかなり叙情的だけど。

調べてみたら爆風スランプの出世作の1つだったのね。

1位:満月列車

なんだかよく分かんないけど、これが一番好き。聞いた回数も一番多いと思う。曲調もゆったりとしていて、心地よく色んなことを「想像する時間」を過ごすことができるところが一番の魅力と思う。

「干からびていくキャベツ」という表現も、じりじりとした時間の経過を感じる綺麗なフレーズ。ダイヤもゆっくりと輝きを増していく様子が、主人公の気持ちの高まりと相まって期待感が増していく。雰囲気的には、90年代の邦画のイメージ。そしてこれもラブソングのひとつですね。

爆風スランプって「Runner」とか「旅人よ」とかの青春をテーマにしたバンドってイメージが、特に私の世代(電波少年やポケットビスケッツが小学生だった)には強いと思います。あとサングラスとスキンヘッドの人的な。

一方で色んな種類の曲を聞いてみると、ここで挙げたようなゆったりとしたバラード調の曲たちがすごい魅力的なことに気づきます。まあこれから復活とかはおそらくないのだろうし、自分もそれについては求めてない。だけど爆風スランプのラブソングには普遍的なものが織り込まれてて、そうしたものを振り返ったり、再確認するという意味でもすごいいい曲ばっかりだなあと思います。

 

===今日の寝かしつけソング===

満月列車:爆風スランプ

七つの海のティコ:第34話「帆をあげろ!! 大追跡ヒカリクジラ」レビュー

ナナミたちはゲイルの助けで、何とか大王イカを追い払った。そしてスコットは海底の調査を再開し、ついに目的のヒカリクジラを発見する。ところがヒカリクジラはものすごいスピードでその場を泳ぎ去り、さらにそれを追うように、たくさんの魚や海鳥たちが移動し始める。ペペロンチーノ号はその群れを目印にヒカリクジラを追跡するが、途中の海上でシロナガスクジラの大群に囲まれてしまう。
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ついに始まったヒカリクジラ大追跡。ヒカリクジラ早え…。調べてみると、世界最速のクジラで時速60キロくらいらしい。これより早そう。ちなみにシャチは時速80キロ。あれ、ティコだけなら追いつくか。

そして現れるヒカリクジラを護衛するようなシロナガスクジラたち。こんなのに当たったらボロ船ひとたまりもない、となりつつも追跡続行。しかしあえなくエンジン停止。スコットさん自重。

どうしたものかというところで、最近は冴えた小話でクルーをげんなりさせていたジェームズさんから帆を張るアイデアが。いいです、こういうローテクでなんとかしよう的な発想。ふとエヴァの「静止した闇の中で」回を思い出す。機械がダメなら人の手でなんとかするんだ!

そして一行はなんと南極へ。北極から南極、いよいよ最終局面へ。

 

===今日の寝かしつけソング===

Melodies Of Life:白鳥英美子

七つの海のティコ:第33話「スコット応答せず!! 悪魔の棲む海」レビュー

目的の海域では、スコットが自らスクイドボールに乗って調査を続けたが、光る生物は見つからなかった。ところがある晩遅く、ヒカリクジラの骨が突然まばゆく光り出し、ナナミも海面の巨大な光に気づく。しかし光の正体は探し続けたヒカリクジラではなく、全長20メートルにも及ぶ巨大な大王イカだった。そしてイカは、エサ場に現れたペペロンチーノ号を獲物と思いこみ、攻撃をしかけてきた!
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骨が超光ってる!これは遂に来た、残り話数的にも!と思いきや今回はイカだった。「ふしぎの海のナディア」でオウム貝に襲われるノーチラス号をちらりと思い出しつつ視聴。しかしやっと生きてる光クジラをしっかり確認できて良かった。ここまで長かった。

イカはどうもスクイドボールの探査音波に引き寄せられていた模様。ここでふとパトレイバーで廃棄物が探査ビーコンで引き寄せられていたことをちらりと思い出す。廃棄物シリーズは漫画が一番面白かった。

イカはかなり凶暴で、ペペロンチーノ号最大のピンチ!というところでまたゲイルさんがやってくれたぜ。キャラクターの濃さといい、おいしいところで登場といい、かなり愛されてるなあ。でもあっという間に退場。

そして遂にヒカリクジラをいい感じに見つけられそうな雰囲気に。次回は逃げるヒカリクジラの大追跡!

 

===きょうの寝かしつけソング===

しっぽのきもち:谷山浩子