市民しんぶん(京都市に住んでると配布される)を眺めていると、気になる記述が。「京都市の待機児童がゼロになった」とのこと。
はて、この前調べた今年度の数字だと待機児童数は全然ゼロではなかった気が。ちょっと調べてみた。ぱっと出てきたのが京都新聞ウェブサイト。
京都市は20日、市内で認可保育所への入所を希望しても入れない「待機児童」が今年4月1日時点でゼロになったと発表した。
中略
一方、市は保護者が入所を申し込んでも育児休業中などで子どもの面倒を見ることが可能だったり、市が紹介した保育所を断って特定の保育所だけを希望したりする場合は、現在の国の定義に基づいて「待機児童」にカウントしていない。
とのこと。なるほど、定義が違うのね。ちなみに応募しても無理だろうからと、応募自体していない方についてはもちろんカウントされていないとのこと。それらの方が応募してもフォローできるキャパシティはあるのだろうか。ないのかもしれない。
ちなみに市のサイトでは過去10年のデータとも比較がありますが、入所希望数や出生数、ライフスタイルのありかたも違うのでしょうから単純に「待機児童が~人減りました!」という感じで見ることはできなさそう。ともあれH25からH26にかけては高い割合で待機児童が減っていて、すごいありがたいです。あとは
平成26年度当初に向けて,本市で過去最大となる555人分の児童の受入枠拡大
を実施しました。
とあり、数だけ増えてるけど保育士さんのクオリティは大丈夫なの?と思ったら、保育士さんたちのお給料上げてますとのこと。全国平均300万円に対して、京都市は420万円!1.5倍です。ただ若手の方ばかりの採用につながってたらちょっと微妙かなあ(現場の教育システムがあるとは思うのですが)。まあそのあたりの現場の知識はないので何とも判断つきません。
というわけでまとめると、待機児童って言うのは2つあって、今回のゼロというのは基準が緩い方のゼロということでした。なので、みんなが希望通りの状況にあるというのはちょっと違う状況でした。これは「実質待機児童」とか、新しい言葉ないとややこしいですね。
==今日の寝かしつけソング==
橋本一子/橋本まゆみ:夢の卵
ラーゼフォンはお気に入りのSFアニメ。今でも時々観返したり。