huluでSF映画を漁っていると、ジャケットが見た感じSFっぽかったので見てみる。

LOOPER/ルーパー [Blu-ray]

すごく端折ったあらすじ

未来では殺人すると死体処理が大変なので(なんか追跡システムが発達してるらしい)、タイムマシンで過去に送り込んでその時代に契約した殺し屋(ルーパー)に殺人・死体処理を依頼するというのが闇社会の仕組みになっている近現代が舞台。

主人公はそんなルーパーの一人。ある時いつもどおり殺しの仕事に向かうと、未来から送られてきたのは30年後の自分だった…。

感想。設定が練られていてとても面白い。

タイムリープものということで、時間移動をばんばんしながら過去改変という話かと思いましたがそういうのは一切なし。舞台は現代で固定です。というか現代にはタイムマシンはないので、未来に行ったりとかはできないっぽい。

そしてとにかく設定がよく練られている印象でした。実際にこういう設定だったらどんなことになるか、ということが細部にわたって考えられてます。主人公の友達のルーパーが組織に追われるシーンなんかが特に面白い。

そしてヒロインは安定の甲斐田裕子。気が強そうな女性にぴったり。

ちょっと気になったところ

全体のテーマに対して、超能力要素がちょっと唐突。モノローグだけでなくもう少し序盤からストーリーに馴染ませてあると良かったような気がします。

SF好きにはオススメ

というわけで、トータルで見ると面白い映画です。やっぱりSFってこういう設定だと生活とか考え方はこう変わるみたいなシミュレーション(空想)だと思うので、こういうしっかり考え抜かれた映画は面白いです。

ただ直接的ではないですが、子どもを殺すシーンがあるのでそういうの弱い人は注意。

ちなみにこのおっさんはブルースウィリスに似てるなあと思いながら見てたら、ブルースウィリス本人でした。吹き替え版で見たので、どうも野沢那智ボイスでないと違和感が。なお吹き替えは中村秀利さんという方。調べてみると、リューナイトのギルツ役か!こちらも既に亡くなられている模様。

この映画が現在配信中かは分からないけど(時期によって配信してないときもある)、お試しもあるしhuluがわりとオススメ。

===今日の寝かしつけソング===

新居昭乃:ターミナル