育児日記

父がつかんだ2歳児の寝かしつけのコツ+おすすめ絵本

寝かしつけ、それは毎晩訪れる苦行

子どもがなかなか寝ない。世のお父さん・お母さんが毎日悩んでいることと思います。「イヤ!」という言葉を覚えてからは、「ねんねイヤ!」と叫びながら大暴れ。まあすんなり寝ないです。

いろいろなんとか寝かしつけをスムーズにできないかと考え、ひとまずうちで一番効果的な方法を編み出しました。

まずは基本、疲れさせること

やっぱり体力が有り余ってると寝ないです。TV見せたりする時間が長かったり、ひとりで遊ぶ時間が長かったりすると体力を温存してしまうため、すんなり寝ない可能性大。

少しでもいいので、寝る前に軽く一緒に遊んで運動するなどが効果的。うちはボール投げなどで疲労をさそいます。その際しきりに話しかけるなどして考えさせたり、動きを変えさせたりする(キャッチボールからカゴ入れに変えたりとか、変化をつける)と効果的。

でも仕事忙しかったり、なかなか一緒に遊ぶ元気出ないとかもありますよね、分かります。それでもちょっと一緒に遊んでみると、新しい発見があったりするので成長を見るという点からでもオススメ。夫婦で分担するとなお良し。

寝る直前の流れを作る

まずは寝るまでのパターンを確立すること。うちの場合はおもちゃの片付け→読み聞かせ。いろんな育児書にもありますが、これが一番基本なのかなと思います。

そして寝る前に絵本を読み聞かせるお家は多いかと思いますが、寝る直前に読む本を決めておくのがオススメ。その際、話のオチがキャラクターたちが寝るものを選ぶとなお良し。

例えばこの「おはよう、おやすみ」という絵本

動物たちが寝る準備をし、うつらうつらしながら眠っていくというストーリー。これを最後まで読み終わって、「ねこちゃんもねんねしたし、じゃあねんねしようか」という流れに持っていく感じ。うまくいくと、自分から「ねんねする!」と横になってくれます。

ちなみに表面は起床から友達と遊びに行くまでのストーリーなので、こちらを読んでしまわないように注意。

やってしまうとますます寝なくなるNG例

一方で、やってしまうと寝なくなるパターンとしては「いきなり電気を消す」。これはすごい怒って泣き叫びます。テンション上がってしまってなかなか寝なくなります。泣きつかれて眠るコンボを期待しますが、そこまでが大騒ぎなのでなかなか大変。

あとは「ねんねイヤ!」と頑なになっているところで電気を消す。これも同じような結果になります。テンション上がりまくって襲いかかってくる(叩いてくる)こともあります。

そしてオバケで脅す方法。「寝ないとオバケがくるぞー」と脅すと、うちの場合は本気で怖がって泣き出すのでアウト。「ねないこだれだ 」はちょっと危険。

基本はすんなり寝ないものと諦める

寝る前のパターンを作る、と書きましたがこれがまあなかなか定着しません。定着したかと思ったら、かたずけを拒否したり、走り回ったりと大騒ぎ。

なので、親の気の持ちようとしては6割できたら良しの精神です。すんなり寝てくれる方が少ないとあらかじめ思ってしまえば、ちょっと気が楽になりました。諦めも使い方によってはいい効果があります。

オチが眠る本の例

さいごにいくつかオチがキャラクターたちが眠る、あるいは「また明日」的な絵本をご紹介。

最後はまた明日~的な感じ。リズムがあって楽しい絵本

松谷みよ子さんの絵本。トロトロと眠くなる絵本

こちらも眠くなる絵本。ぐりとぐらの中川李枝子さん。

安定のうさこちゃん。最後は眠ってしまううさこちゃん。

リズム感抜群の絵本。最後はみんなでおやすみ。

 

===今日の寝かしつけソング===

花かんむり:新居昭乃

2歳になった子どもが外で言葉を覚えてきて面白い。

言葉を外で覚えてくること

最近子どもが保育園で新しい言葉を覚えてきていて面白い。うちの中にあるコンテンツから得られない情報を外で獲得してきているっていうのが、例えはアレだけど、だれとでも通信で他のユーザと交流してきてるアバターみたいな感じ。

突然うちでは教えていない単語が飛び出てきたり、こちらの言葉に対して予想外のリアクションをしてきたりというのは新鮮な驚きを感じる。

また2歳でもそうした知識を披露するのが楽しいようで、繰り返し言ってみたり、どうだ!という顔をしてみたりするのも面白い。人間は知識を得る・披露するということが生得的に快感になるようになってるんだなあと思った。まあ次第に普段使うべきでない言葉とかも覚えてきちゃうんだろうけども。

過程だけをピュアに見られる世界

しかし以前は保育園とかのお遊戯会って何が楽しいんだろうって思ってたけど、この考え方ががらっと変わった。こどもの発表会っていうのは、その練度とか成果を見るものじゃなくて、過程全体を見るものなのね。

就学前の4~5歳の子どものことはまだ分からないけど、今の2歳の幼児クラスには競争の概念が全くない。純粋に成長過程だけにフォーカスできる特別な環境だ。こうした環境は社会に交わっていくならば、年齢を重ねるごとに失われていってしまうから、この時期を大事にしようと思う。

===今日の寝かしつけソング===

犬と赤いフリスビー:米倉千尋

初めて父になった私が驚いた、妊娠・出産に関する10のこと。

妊娠~子どもが生まれる~2歳まで育てるという経緯をたどってきたわけだけど、特に出産前後まででいろいろびっくりしたことが色々あったので記しておく。長めです。

1. 妊娠初期の頃も安静に。

妊娠についてメディアなんかでフォーカスされるのはやっぱり出産のシーン。やっぱり派手だし、見ていてすごい大変そう。それになんかお腹が大きくなってからの方が移動とか大変そう。そう思っていた時期がありました。

実際は妊娠後半はもちろん大変だけど、前半というかかなり初期の頃も大事。特に心臓が出来て心拍を外から確認できるようになるまでの時期まで。流産はこのあたりまでが多いので、ここを乗り切るのが大切。

マタニティ・マーク」も子どもができてから初めて知った。外見から妊婦さんと見分けつかないから作られたマークだけど、前提条件として妊娠初期の大切さが浸透しないとほんとの効果が発揮されなさそう。

2. 「つわり」はかなりきつい

「つわり」はだいたいどういうものかは知ってたけど、これが実際かなりしんどそうだった。デフォルト胸焼け状態が続いて、においに敏感になる。普段はよく食べる妻もこの時ばかりは食が細かった。

ちなみに「酸っぱいものが食べたい」という台詞が昔のドラマでよくあったけど、誰でもそうなるわけじゃない。アイスキャンデーならいけるとか人それぞれ。何なら食べられるかを見つけるのが重要。

3. 妊娠線の存在

妊婦さんはあんなにお腹が大きくなるなんてすごい、人間の肌ってよく伸びるなあ。丈夫にできてるなあ。そう思っていた時期が私にもありました。

いや、実際伸びるけど肌へのダメージがすごい。特に胎児が急激に大きくなる頃には肌の下の方にある真皮という部分や皮下組織に強烈な負荷がかかる。この時の傷が妊娠線というもの。この傷は治らないので跡がずっと残る。保湿などである程度予防できるらしいけど、どうあがいてもできるときはできるらしい。

4. お腹の中で動く様はエイリアンぽい

よく「あっ、今蹴った」みたいなシーンがあるけど、妊娠後期になるとお腹の中でダイナミックに動き回ることも増える。お腹がグニグニと内側から動く。

これがとてもエイリアンぽい。これが24時間となると母親すごい。ちなみにうちの妻も若干キモいという意見だった。

5. 父親・母親教室はすごいレクチャービデオ見る

産婦人科が両親向けに父親・母親教室を妊娠中に用意してくれるケースが多いと思うけど、そこですごいレクチャービデオを見ることになる(病院によって違うと思うけど)。

それは陣痛〜出産までの過程ビデオ。テレビでは放送できないアングルかつモザイクなしでかなりダイナミックかつセンセーショナルな内容。始まる前に助産師さんから「男性は気分悪くなる方がいらっしゃいますので、こういうのに弱い方は途中で退出されても結構です」との言葉があった。

私はばっちり弱いタイプだったのできつそうな所は虚空を見つめて回避。終わった後印象的だったのが、これから出産するお母さんたちは感動で涙目なのに対して、父親陣はどこか虚ろな顔だったこと。

6. 立会いは別にしなくてもいい

最近の風潮として、「父親は出産に立ち会うもの」みたいな雰囲気があるけど実際はまちまち。父親が嫌がるケースもあるし、母親が嫌がるケースもある。後者の場合は死に物狂いになってるところを見られたくないとか、今後女性として見られないのではないかとか色々あるらしい。

うちの場合は立会いなし。なぜなら私は血に弱いからだ!もし卒倒したりしたら色々迷惑かけそうだったし…。なんか「とてつもなく素晴らしい瞬間に立ち会うべき」とか「人生観変わる」みたいな意見もあるけど、そこは自由だ。自由なのだ。

7. 出産で肛門まで裂けることもある

いくら出産に対して身体が作りかえられているとはいえ、あれだけ大きなものが出てくると負荷がすごい。そのため肛門まで裂けることもある。考えただけで痛そうだけど、わりとあることらしい。

ちなみに裂けると傷の治りが悪くなるので、出産時にスパッと切開してしまうケースもあるらしい(この方が傷が塞がりやすい)。いずれの場合でも出産が終わったら縫合。しばらくはかなり痛いとのこと。

8. 出産は子どもを産んで終わりではない

いざ出産、子どもが生まれた、やったね!までが出産だと思っていたけど、その後にも「後産(あとざん)」というものが控えていることを父親教室で知った。

これは子どもを生かしていた胎盤を排出するためのもの。そうだよね、胎盤って出産のためだけのものだからずっと入れておくわけにはいかないもんね。ちなみに画像検索する勇気は私にはない

9. 赤ちゃんはおっぱいの吸い方を知らない

これは一番びっくりした。生存本能としておっぱいを出したら勝手に吸い付くものだと思ってたけど、赤ちゃんはおっぱいの吸い方を知らない。だから赤ちゃんに吸い方を教える(プラスお母さんも吸わせ方を覚える)過程がまず必要。これがなかなか大変。

口に含ませてもなかなか吸うということをしない。母親もどのくらい含ませるのかとかが最初分からないから助産師さんからレクチャーを受ける。うちは数日経ってお互いできるようになったけど、なかなか手こずる人も多いらしい。

10. 誰でもおっぱいが出るわけではない

育児本とか読んで知ったけど、誰でも母乳がでるわけではない。体質や病気とかでなかなか出ない人もいる。授乳って母性の象徴みたいなイメージだったけど、そういうこともあるのだ。

ちなみに子どもを育てるには粉ミルクでも問題はない。特に最近のものは優秀なので、身体が育つために必要なものは十分備わっている。しかし出る人出ない人で軋轢があったりすることもある。父親的には粉ミルクでも別にいいではないか、という気持ちでいきたい。

まとめ. 分かりやすい妊婦・母親像

以上のようなことを新しく知ったり、間違った知識を持ってたりしたのが修正されたりした。一方で自分が持ってた知識というのは、社会一般が持つ分かりやすい「妊婦・母親像」だったのだと気付いた。こうした知識は得てして困っている当事者を傷つけることが多い。

例えば産前産後のお母さんというのはとてもナイーブなので、そうした社会的には普通みたいなことができなかったりすると(授乳がうまくいかないとか、母乳が出ないとか)、母親失格なのではないかとすごく落ち込んでしまったりすることがある。

だけどそれぞれ個人が持つ背景が異なるわけだから、いろいろな母親の形があっていいと思う。赤ちゃんに申し訳ないと思うのは自由だけど、必要以上に思い悩むことなどないのだ。だから父親としてもある程度の知識は必要で、その知識をもとに母親(パートナー)に接していくことが大切だと思った。

とまあ重いことを考えたりすることもあるけど、この一連のイベントを経験することはとても楽しかった。社会の中での妊婦さんや母親ということを捉えるいい機会になったし、新しい社会との接点を作ることができた経験になったと思う。

これから初めてお父さんになる人は色々大変なことも多いと思うけど、男性にとっても妊娠・出産はとっても面白いです。なのでちょっと突っ込んで取り組んでみる。そうすると色々新しい発見や経験が見つかるんじゃないかと思います。

 

===今日の寝かしつけソング===

月と太陽のめぐり:久川綾

2歳3ヶ月、習得した言葉リスト

2歳3ヶ月経過。またちょっと語彙が増えた。注目すべきはこちらの言葉の反復が上手になってきたこと。これはちょっとおもしろい。ガンダムとかザクとか色々言わせて遊ぶ。

人系

・ママ
・パパ
・ジージ(祖父)
・○○○ちゃん(自分)

<NEW!>
・バーバ(祖母)
・てんてい(先生。うめてんてー的な音)

動物系

・ニャーン
・ワンワン
・ガオーッ(ライオンの意)
・ウマーン(馬の意)
・タコ
・ゾウ
・チュウチュウ(ネズミの意)
・クワックワッ(カエルの意)
・モー(牛の意)
・クワックワッ(アヒルの意)
・コッコ(ひよこの意)
・ちょうちょ

<NEW!>
・カバ
・ワニ
・クマ

乗り物系

・ブーブー(車の意)
・ポッポー(電車の意)
・船
・飛行機
・ピーッ(機関車の蒸気)
・ぼーぼーしゃ(消防車の意)
・ブルドーザー

<Updated!>
・救急車(くーくーしゃから進化)

<NEW!>
・ヘリコプター
・トラック
・郵便車
・じってん(自転車の意)

その他

・マンマ(ご飯の意)
・パップ(カップの意)
・赤
・青
・ねんね
・ゴードン(きかんしゃトーマスのキャラ)
・パーシー(きかんしゃトーマスのキャラ)
・雨
・トトロ

<NEW!>
・クック(靴の意)
・こっしー(NHKの「みいつけた!」のキャラクター)
・バケツ
・お茶
・にゅうにゅう(牛乳の意)
・マンマンマン(アンパンマンの意)

口語系

・ウタタ(意味不明。歌?)
・ホッホッホーイ(かけ声。「14匹のピクニック」より)
・トテトテトテ(意味不明。由来も不明)
・バイバイ
・ありがと
・おはよう
・落ちちゃった
・あれ!ないなあ!(何かを探している時)
・あい!(はい!の意)
・出た!(おしっこ出たの意。9割以上が虚偽申告)
・テー!(いただきますの意)
・おしまい

<Updated!>
・イヤ!(ヤーノから進化)
・しゅっぱーつ!進行!(進行!が付いた)

<NEW!>
・からっぽ
・取って
・かっこいい!
・カチッ(おもちゃのスイッチを点けろの意)
・だからさ!(諸君らの愛してくれた~何故だ!)

2語文系

こちらは特に進化なし。多用するようになったのは「~イヤ!」。毎日聞ける。というかずっと聞ける。これが噂に聞くイヤイヤ期か。

新しい言葉の使い方としては所有格を使うようになったこと。「パパ(の) 自転車 ないなあ」みたいに名詞の頭に誰のものかをくっつけるようになった。所有の概念もしっかり獲得しつつあるようで、例えば自分の枕が使われていたりすると怒って奪いに来る。時々おもちゃで武装してくるので危険。

言葉の爆発って何だ

いろんな先輩パパたちから、2歳くらいで言葉が爆発的に増えるという話を聞くけどあまり実感がない。確かにこの2~3ヶ月で言葉は増えたけど、果たしてこれが爆発なのだろうか。

保育園の他の子たちを見てると、女の子の言葉の発達がダントツで早い。同じ月齢の子でも既に他の子の名前を呼んで挨拶したり、言葉を積極的に使ってコミュニケーションを図ろうとしていたりと1段階上の感じ。

まあ個性の範囲の話だろうから、刺激が増えるようにすることを心がけて見守っていこう。

 

===今日の寝かしつけソング===

やくしまるえつこ:少年よ我に帰れ

手足口病にかかる(2週間ぶり2回目)

子どもがまた手足口病にかかる。2週間ぶり2回目(前回はこちら)。手足口病の原因ウイルスは複数あるので、何度でもかかるとのこと。しかしこんな短いスパンでかかるのか。

前回と全く違った

前回は手足・お尻にそれぞれ数カ所程度の赤いポツポツだったのが、今回はそれぞれ数十箇所に発疹が出現。加えて口の周囲にも2~3箇所。水疱も前回と違ってだいぶ大きい。

お尻についてはおむつ交換で発疹が擦れてしまったのか出血してしまい「イタイ、イタイ」と泣いてしまう感じにまで悪化。口内炎もたくさんできて、いつもは大食な息子も食事のスピードが遅い(最終的には完食するけど)。

お腹はちょっと下し気味で、緩めとちょっと固めを繰り返す感じ。

小児科で抗生物質と胃腸薬、軟膏をもらってからは大幅改善。発疹は出現から3日目くらいまでで増えるのはストップして、あとは破れた水疱が治っていく感じ。5日目くらいで食事もいつも通りに戻る。発疹の傷も治癒し始めて、大人よりはるかに強力な治癒力に感服。

伝染った妻が大打撃

一方で子どもから感染したと思われる妻の方が大打撃。熱が38度超、関節痛と頭痛の風邪みたいな症状でぐったり。病院に行くも、大人も手足口病の薬はないからとりあえず頓服だけな!という医療の限界を感じる言葉にがっくり。もらったカロナールはあまり効かない。

結局3日ほどそうした症状を経て風邪みたいな症状は軽快。一方で入れ違いに手足に発疹が出現。痛痒いらしく、歩いたりするのもゾンビみたいな動きに。変な踊りを踊っているようだと笑うと怒られた。

一方でそんなことおかまいなしの子どもは、寝ている妻にダイブしたりタックルしたりと大暴れ。君が思いやりを覚えるのはいつだろう。

わたしの方は、抗体があったのか症状はちょっとお腹が痛くなったくらい。前回はちょっと発疹が出たけど、今回は何もなし。

侮りがたし手足口病

子どもも大人も、原因ウイルスによって(その時の体調もあるだろうけど)こんなに症状が変わってくるのかと痛感。地味に1週間くらい生活に一手間増えるので嫌な病気だ…。

あらゆる経路で感染するので、保育園とかに行ってる子どもがいたら、まあ伝染るのを防ぐのは無理だと思う。しかも感染から1ヶ月はウイルスをまき散らし続けるらしいし。要は身体のポテンシャルを日頃から高めておくことが肝要か。

 

===今日の寝かしつけソング===

ガリレオの夜:三重野瞳