育児日記

「今年もインフルエンザワクチンを接種する」と「効果あるない議論」

巷ではワクチンは11月中にうたねばならぬというニュースが流れているので、うちも夫婦&子どもでインフルエンザワクチンを受けに行く。今年は価格アップということで、子ども版は3,500円×2回!高い!大人版は3,200円とあまり変わらず。

ひとまず接種を済ませ、これで安心と思っているとGoogle先生がこちらの記事をリコメンドしてくる。

慶応大学などの研究チームが「6か月から11カ月の乳児と13歳から15歳の子供にはインフルエンザワクチンは効かない」ことを発表しました。
慶応大がインフルエンザワクチンは効果がないと発表

このブログ記事、元記事や画像やらの引用元がないのはさておき(記事タイトルも誇大だわ)、特定の年代においてワクチン接種の効果が見られないということが明らかになったとのこと(毎日新聞の記事はこちら)。

乳児&中学生に効かないというのはガックリだけど、1~12歳に効果が見られることが数値で明らかになったことが面白い。具体的な防止効果というのがこの記事だけだと分からないけど、この数値が出てるならやっぱり接種するかな。

2歳6ヶ月。ことばがかなり進化する。

こどももようやく2歳6ヶ月。言葉の発達もだいぶ進んできました。前回2歳4ヶ月に記録した分からは大幅アップ。もはや全てを記録することは厳しいのでやらない。前回で100くらいだったから、もう200以上はありそう。

反復がかなり正確になる

語彙が増えたことはもちろんだけど、発達したのはことばの反復がスムーズになったこと。これまでは聞いた言葉を反復しようとしても、発音がついていかない感じだったけど、最近は初聴でわりと正確に発音するようになる。

ただまだ一部苦手な音があるみたいで、なぜか「みどり」が「ぼいぼい」だったりする。このあたりもしかしたら発音できないというか間違えて定着してしまっている可能性もあり。

多少の会話ができるように

これまでは一方通行だった会話も。少しずつコミュニケーションの形を作り始めている感じ。「どこが痛い?」とかに「あたまがいたい」とか普通に答えるようになってきた。これはおもしろいし便利。今まではどこが痛いか分からなくて難儀したので。

一方で激昂してしまうとコミュニケーションはしばらく不可な状態に。おやつを食べたいとか、トーマス見たいとかがダメな時は大声を上げて大騒ぎ(床に寝転んで回転運動)。落ち着くまではなかなか話を聞いてくれない。これはかなり大変。

これまで地面でバタバタしてる子見た時は、ちゃんと言い聞かせないとダメよねって思ってたけどこれは無理ゲーだわ。嵐のように、ある程度収まるまでどうしようもない。

語彙と会話の発達は並行

振り返ってみると、語彙の増加と会話の上達は並行してた気がする。ただどちらかと言うと語彙の増加があってから、会話が発達している感じ。

あと大事だと思ったのは聞く力の発達。こっちの言ってることを聞く、つまりインプットする能力の発達がアウトプットの土台になっている感じがする。こっちの言葉の正確なオウム返しによって、会話がぐっと成長してる。

意思疎通ができると大変、だけどやっぱり面白い

これまでの完全なコミュニケーションの一方通行に比べると、意思疎通が言葉でできることでいろんな大変さも激増。あれはイヤこれもイヤ、あれちょうだいこれちょうだいの嵐。イライラしてしまうことも増えた。

だけどアニメにせよ絵本にせよ、一緒にコンテンツを楽しむことができるようになってきたのはとても面白い。今はまだ「かっこいい!」とかざっくりした感想だけど、次第にもう少し込み入った感想を言ったりとかするんだろうか。楽しみだなあ。

道具なし!幼児の歯磨きをおとなしく済ませる技

幼児の歯磨き、それは食後に訪れる苦行

皆さん育児生活、苦しんでおられるでしょうか。ご飯やお風呂、寝かしつけなど毎日色々大変ですが、その中でも「歯磨き」はトップクラスに入る難易度の高さ。

歯磨きの気配を察すると脱走、捕まえて羽交い締めにしたら絶叫、歯ブラシを口に入れまいと口を開かないなど毎日恐ろしい抵抗を見せてきます。これは最高にしんどい。

うちの2歳児にもいろいろ工夫してきましたが、毎日大暴れ。やっと決定版までたどり着きました。以下、まずはダメだった方法。

ダメだった方法

1.手鏡を使う

何が起こってるか分からないので暴れるのだ、という理屈から、手鏡で口元を見せながら歯ブラシをする方法。なるほど、と思うも1分で飽きて大暴れ。

2.とにかく拘束

情けなど無用。全力で拘束してする方法。磨けるには磨けるけど、お互いストレスがすごい。半泣きなのでちょっと可哀想。

3.歌を歌う

おなじみ、はなかっぱのエンディングテーマのひとつ「しゅわぴか☆はみがき」を歌いながらする方法。ほとんど効果なし。

妻発案の新しい歯磨き方法

今回妻が発案したのが「トーマス歯磨き」。ぬいぐるみやら道具は使いません。

やり方としては、「登場するキャラクターの名前+歯」と言いながら歯磨きをする。これだけ。例えば「トーマスの歯、ゴードンの歯、ジェームズの歯…」(全てトーマスのキャラ)という感じにどんどんキャラクターの名前を言いながら続けていきます。

ディズニーが好きなら「ミッキーの歯、ドナルドの歯…」みたいな感じ。動物が好きなら「うさぎさんの歯、ライオンの歯…」とかでもいいかもしれません。

キャラクターがどんどん出てくるので、それに気を取られるのかぴたっとおとなしくなります。コツとしては

「歯」という言葉をまず覚えさせる

「トーマスの歯…」とやるので、まずはこれが歯だということを覚えさせる必要があります。

親もある程度キャラクターを覚える

キャラクター数が少ないと簡単にループしてしまうので、10個くらいは別のキャラクターを使うのがいいかと思います。子どももたくさんキャラがあるほど気が散るので。

拘束しない

拘束すると反射的に大暴れなので、あえて拘束しない。

つばを飲み込む時間をあげる

途中で適宜つばを飲み込むための休憩をはさみます。歯医者さんとかでも時おりズズズと機械でつばを吸ってくれるのを参考にしました。

歯ブラシは適正サイズを使う

まだ使えるからと、小さいサイズを使うと効率悪いです。歯ブラシに~歳向けと書いてあるので、おとなしくそれに従うのがベスト。

定着まで時間をかける

数回程度ではなかなか定着しません。1週間ほど続けてみて、子どもが「お、なんか楽しいぞ」と思ってくれるまで続けてみます。

という感じ。今では「トーマス歯磨きする人!」と聞くと元気よく「ほい!」の声が。かなりスムーズでストレスなし。気まぐれで嫌がるときもあるけど。

というわけで、子どもの歯磨きタイムの参考になれば幸いです。子育てがんばっていきましょう。

 

子どもの2歳4ヶ月で習得した言葉リスト

2歳を越えてから、ぐんぐん語彙が増える

2歳を越えだしてから、単語の吸収がどんどん増えてきました。特に増えてきたのは「きかんしゃトーマス」関係。親も覚えてないキャラクターまで覚えだして急激に単語数アップ。というわけで2歳4ヶ月時点の言葉リストを作成。こちらの言葉を反復するだけのものは除く。

人系

・ママ
・パパ
・ジージ(祖父)
・○○○ちゃん(自分のこと)
・バーバ(祖母)
・てんてい(先生。うめてんてー的な音)

動物・虫系

・ニャーン→ネコに進化
・ワンワン
・ガオーッ(ライオンの意)→ライオンに進化
・ウマーン(馬の意)
・タコ
・ゾウ
・チュウチュウ(ネズミの意)
・クワックワッ(カエルの意)→カエルに進化
・モー(牛の意)
・クワックワッ(アヒルの意)
・コッコ(ひよこの意)
・ちょうちょ
・カバ
・ワニ
・クマ

乗り物系

・ブーブー(車の意)
・ポッポー(電車の意)→きかんしゃに進化
・船
・飛行機
・ピーッ(機関車の蒸気)
・ぼーぼーしゃ(消防車の意)→しょうぼうしゃに進化
・ブルドーザー
・救急車
・ヘリコプター
・トラック
・郵便車
・じってん(自転車の意)

<NEW!>
・てんてんせん(新幹線の意)
・ショベルカー
・トーマスのキャラクター(トーマス、ゴードンをはじめ、約30程度)

その他

・マンマ(ご飯の意)
・パップ(カップの意)
・赤
・青
・ねんね
・雨
・トトロ
・クック(靴の意)
・こっしー(NHKの「みいつけた!」のキャラクター)
・バケツ
・お茶
・にゅうにゅう(牛乳の意)→牛乳に進化
・マンマンマン(アンパンマンの意)

<NEW!>
・おばけ
・リモコン
・晴れ
・ピカピカ(星の意)
・黄色
・がんらむ(ガンダムの意)
・ザク
・ロボット
・機関車
・蒸気機関車
・オムツ
・トンネル
・こっち
・あっち
・上

口語系

・ウタタ(意味不明。歌?)
・ホッホッホーイ(かけ声。「14匹のピクニック」より)
・トテトテトテ(意味不明。由来も不明)
・バイバイ
・ありがと
・おはよう
・落ちちゃった
・あれ!ないなあ!
・あい!→はい!に進化
・出た!(おしっこ出たの意。9割以上が虚偽申告)
・テー!(いただきますの意)
・おしまい
・イヤ!
・しゅっぱーつ!進行!
・からっぽ
・取って
・かっこいい!
・カチッ(おもちゃのスイッチを点けろの意)
・だからさ!(ガルマ)
・シュシュシュ(きかんしゃの音)

<NEW!>
・はい、どうぞ!
・かっこいい!
・ベタベタ
・びしょびしょ
・カチカチ
・固い
・あちち(熱い)
・痛い
・ジャボーン
・ドボーン
・ちょっとー
・行こう!
・待ってよー
・たらいま(ただいまの意)
・おいしい
・おかあり(おかわり)

ざっと数えても、100を軽く超えてきました。2歳まではだいぶ少なかったからちょっと心配してたけど、この感じだったら安心なのかな。

2語文の方はあんまり増えず。でもコミュニケーションは格段にアップ。

2語文はあんまり増えず。ただ日常良く使うものについては多用するようになってきました。例えば「くっく 履く」とか。たまに「このくっく 履く」とかの指示語がついてくる時もあり。

一方でコミュニケーションに使う言葉(痛いとかおいしいとか)の数が急速に増えてきたので、何を考えてるのか掴みとりやすくなりました。今までは泣いてるだけだったのが「ここ 痛い」と言ってくれるのでなんとなく見当がついたり。あんまり正確じゃないけど。

あと最近の感じとしては、今まで使っていた言葉の正確な発音に近づけていくプロセスも平行してやってるみたい。今まで言えなかった牛乳(にゅうにゅうだった)が正しく発音できたり。

所有意識も強くなってきて、毎日が阿鼻叫喚

ただ自我がしっかりしてきたのか、所有意識も大幅アップ。食べ物やおもちゃなどを手放さなくなったり、欲しいものを言葉で主張してくるようになってきました。

そうなるとこれが騒々しいのなんの。要求が通らないと泣き出すので毎日が大騒ぎ。家の外にもガンガン聞こえます。周辺のおうちは優しい方が多いので助かった…。

このあたり、保育園の先生はどうしてるんだろう。あれだけ幼児が集まったら地獄絵図よね。

 

===今日の寝かしつけソング===

食育は科学的に考えるべき。というコラムを読む。

乳幼児から高校生まで! 管理栄養士パパの 親子の食育BOOK (専門医ママの本・番外編)

食育は栄養学。道徳だけでなく科学的な視点が必要」というエントリーをRSSリーダーを流していたら発見したのでチェック。

食育は栄養学

作者の方がメインテーマとされているのが、食育は科学的に検証された方法に則って行われるべきであるということ。まあほんとそうですよね。

ネットで色々眺めてみると、なんやかや怪しい情報が多い多い。このインタビューでも言及されてるけど、特定の食材ひたすらプッシュとか果てはホメオパシーとか。そういうので色々治っちゃうんだったらそれが世界的なスタンダードになってるよね。

人は科学で進歩してきた

石器時代から現代において生活レベルが高くなってきているのは、組織を作ることや規範、宗教などの社会的な進歩とともに科学が大きく進歩してきたからです。

安定的な食料生産とか、安全性アップとか(その過程で公害や食品被害などもあったわけだけど)を科学的に分析・実践していくことが豊かな食生活を向上させてきたわけです。なのでそういった蓄積を否定してしまうというのは大いに疑問。

先人の知恵みたいなものも、おそらくは彼らの経験の蓄積に基づいた観察と考察、すなわち科学的な手法によって作られたものなんでしょう。だったらそれを現代の科学的手法で見直すことは何ら問題ではない。

なので食育は栄養学、すなわち科学的な根拠に基づいたものに行われるべきであるとする著者の意見には賛同できます。

厄介なのは一般的に良いとされる道徳観に基づいた(倫理と呼称されることもある)「ちょっといい話」。このインタビューでも挙げられてるけど、昔は良かったけど今はダメだとか、こうした考え方を風化させないようにしましょうとかは理解しやすい面もあるので伝染性も高いんでしょう。先人の知恵も科学的な蓄積に対して奇妙な道徳観が占める割合が増えてしまうことで歪んでいくのではなかろうか。

科学的に、適当に

こういった出処の怪しいものに対する防御法としては、果たしてそれは科学的に検証されるかどうか?とひとつずつ疑ってかかるしかなさそう。

ともあれ自分も弱ってしまったときに怪しげなものに頼ってしまった経験もあるので、これはなかなか笑って済ませられない問題。そうした自分を止めてもらえる人にそばにいてもらうこと、あとはある程度は「適当でいい」と思ってしまうことが必要なんだと思います。

 

===今日の寝かしつけソング===

My Way:yen town band