七つの海のティコ

七つの海のティコ:第14話「豪快!シチリア島のアル婆ちゃん」レビュー

アルの故郷編、前編。

 ペペロンチーノ号は、アルの故郷シチリア島へ帰ってきた。出迎えにきたアルの祖母ロザリンドは、変わりなく元気だったが、島にはちょっとした出来事が起きていた。実は最近ジョルディーノという開発業者が、住民に島の観光地化をすすめていたのだ。ほとんどの住民は島の発展になると信じて、開発に賛成していたが、ただひとりロザリンドだけは、かたくなに反対を続けていたのだ。(BANDAI VISUAL)

帰郷するも叩かれるアル。おばあちゃんがこの感じだと、アルは30代中盤くらい?Wikiにも年齢の明言がないのでよく分からず。

アルのおばあちゃん料理おいしそう!ジブリの料理然り、手書きなのにおいしそうなのは何なんでしょう。シズルの表現がうまいのかな。食べようとするキャラクターたちもすごい美味しそうに食べてるのがすごくいい。

アルのいとこは島田敏。ゲストも豪華。そして明らかに怪しい開発業者は西村知道。なんだろう、この安心感。

==今日の寝かしつけソング==
MIO:スターライトシャワー

七つの海のティコ:第13話「ああ!トーマス君の人生最悪の日」レビュー

1クール終了。閑話休題の13話。

 地中海を進むペペロンチーノ号は買い物のため、とある港町に入る。この町でアルは、水を吸うと何倍もふくらむという、妙なオモチャを仕入れてきた。オモチャを船倉に放りこんだアルは、エンジンの修理にかかりきりになる。ところが船倉では、配水管が壊れたため水が漏れ始めていた。このままでは水を吸ったオモチャが船倉にあふれてしまう。それに気づいたのはトーマスだけだった……。(BANDAI VISUAL)

アルは貿易みたいなことしてますけど、検疫&税関とかどうしてるんだろう。国境またがない程度で売り買いしてるんだろうか。

ていうか国を移動してる描写がほとんどないですよね。パスポート云々っていう話もないし。ギャングは出てくるけど、海上警察は出てこない。海の自由感の演出なんでしょうか。

それはさておき、今回はトーマス君回。誰にも気づかれないまま、ペペロンチーノ号を助けるために奔走(一箇所から動けないけど)です。下手したらおもちゃに潰されて圧死でした。

アルはこんな危険なものを海上輸送するんだから、防水袋かなんかに入れておけよ…。という我が家のツッコミ。

==今日の寝かしつけソング==
奥井亜紀:限りなき旅路

七つの海のティコ:第12話「もうひとりのナナミと幸福な家族」レビュー

タフト家ストーリー、後半編です。第12話。

 ジョージは動揺した妻をいたわりつつ、ナナミに事情を説明した。2年前、ジョージの操船するクルーザーが起こした事故で、娘のマギーは亡くなり、双子の兄テリーは足が不自由になってしまったのだという。この悲劇を心の重荷に感じていた夫婦は、ついに離婚を考えるようになっていたのだ。タフト一家を心配するナナミは、もう一度がんばって家族の絆を取り戻してほしいと、訴えかける。(BANDAI VISUAL)

ジョージさん一家、かなり辛い過去有り。つきあってあげるナナミいい子だ…。しかし自分がテリーだったら、こんな茶番は参加したくないなあ。お母さんちょっと怖い。

Bパート、ズザーと車椅子で逃走するテリー。案の定転落。お父さんはせめて浮き輪つけて飛び込んだら良かったような。しかし前回は飛び込みもできなかったので大進化です。

そういえば、自分が子どもの時は、着衣状態で水に落ちたら服を脱げって教わりましたが、今は逆みたいですね。脱ぐのに体力使うから無理に脱がなくていいそうです。そして落ち着いて水面に仰向けの状態で浮かぶのが一番生存率高い模様。

ラストでナナミが写真を海に捨ててしまうシーンはとても良かった。自分のいるべき家族じゃないし、いなくても大丈夫な家族だものね。

次回はトーマス君回。

なんだろうこれ、デスクトップテーマか何かだろうか。

==今日の寝かしつけソング==
米倉千尋:friend

七つの海のティコ:第11話「プリンセス・ナナミ エーゲ海の夢」レビュー

なんとかギャングからも逃げおおせ、エーゲ海を行くペペロンチーノ号。第11話。

 ペペロンチーノ号はエーゲ海沖で豪華客船ゼメキス号と出会った。そこには、アメリカの上院議員ジョージ・タフトとその一家が乗っていた。ジョージと妻のメグの招待でゼメキス号にやって来たナナミは、今までの航海からは想像もつかないような、豪華な生活を体験するのだった。しかしナナミが一家とともに客室へと戻ったとき、メグはナナミに今は亡き娘マギーの姿を重ねて取り乱してしまう。(BANDAI VISUAL)

というわけで、何故か豪華客船に招待されるナナミ。実は亡き娘さんにそっくりということで召喚された模様。

アルとシェリルは気になって客船に侵入。仲いいなこの二人は。ウロウロしてたらあっけなく警備員につまみ出されて退場。

豪華客船でのナナミはドレスアップ。そこにちらちら亡き娘の面影を重ねるタフト夫妻がちょっと怖い。最後は耐えかねて号泣しだす婦人。これは事情知らないナナミ可哀想だ…。

というわけで、前半回なのでしっとり進行。ティコはあんまり出番なしでした。

==今日の寝かしつけソング==
リン・M・ハリ:ポコニャラ音頭

奇怪な歌詞は藤子先生によるもの!

七つの海のティコ:第10話「ペペロンチーノ号が陸を走る!」レビュー

おそらく前半で一番熱い回。第10話。 

ナナミたちへの復讐を誓う、ギャングのメタルクロー一味。ペペロンチーノ号がザイール川上流にいると知った一味は、ボートで追いかけてきた。そこでナナミたちはトーマスのアイデアに従い、陸路でナイル川の源流へ逃げようとする。ペペロンチーノ号とティコを運ぶトラックは、見事にクロー一味を振りきった。しかしナイルの源流までは悪路が続き、ナナミたちには予想外の困難が待っていた。(BANDAI VISUAL)

というわけで、律儀に追ってきたメタルクロー氏。クルーザーとかの費用はどこから出てるんでしょうか。組織は壊滅したけど、隠し資産があるのだろうか。部下の人件費もばかにならないぜ!

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