七つの海のティコ

七つの海のティコ:第19話「北海油田大パニック 海鳥を守れ!」レビュー

北海油田編、後編。

 ナナミたちはメルビル財閥が経営する北海油田にやって来た。メルビルは油田運転の1周年記念パーティーで、シェリルと油田の責任者フィリップの婚約を発表しようとする。しかし激しい海流と嵐の影響で油田付近の崖が崩れ、ついに海底パイプラインの一部が壊れてしまった。油田の職員とともにパイプを修理するスコットたち。ところが漏れだした原油は、海鳥の産卵地に近づきつつあった。(BANDAI VISUAL)

典型的にダメな責任者のフィリップ氏。現場管理責任者っぽい人の胃が危ない。そんな時は社長に進言して!

アルの積み荷は毎回大活躍(トーマス君圧死寸前の件は除く)。マフィアから逃げたりとか、本来の用途に使われてないけど。

オイル漏れについてはフィリップ氏もさすがに社長は騙せず。オイルフェンスの船も激突して絶望的な状況に。やっぱり活躍するのはティコ、と思いきや今回はティコ・ジュニア。小さいけど頑張った。

無事オイルフェンスを張れて、被害はなんとか収まるもフィリップ氏は下働きに。現場管理責任者っぽい人が意外にノリノリでいびってて笑った。

ジェームズさんは再雇用されて良かった!次回はいよいよ北極へ。さすがのナナミもダイビングスーツ着用の模様。

==今日の寝かしつけソング==
Treat or Goblins:林原めぐみ

七つの海のティコ:第18話「えっ!! シェリルさんついに婚約!?」レビュー

ティコは無事に出産。一路北極へ。

 旅の仲間にティコの息子ジュニアが加わったペペロンチーノ号は、ヒカリクジラの秘密が待つ北極海を目指すことにした。地中海からドーバー海峡を抜け、北海に差しかかったとき、ナナミたちは紙吹雪の祝砲を撃ちだす派手な大型帆船と出会う。帆船に乗っていたのは、シェリルの父メルビルだった。メルビルは財閥の後継者としてシェリルを落ち着かせるため、結婚させようと考えていたのだった。(BANDAI VISUAL)

メルビル家の財力すげえ。油田も持ってるなんて名作シリーズの中でもトップクラスのお金持ちではなかろうか。メインの事業は一体何なのか。名家って話だから、昔は植民地持ってたみたいな話もありそう。

シェリルさんの婚約相手に、いい感じにアレなメガネ青年が登場。これは後で制裁を受けるパターンが見えました。彼には次回辛いことが起こりそう。シェリルさんはスコットみたいな大人な男性が近くにいるので彼には興味なし。むしろトーマス君が最新設備に食いついている模様。

忠臣ジェームズさんはあえなく解雇…。この人は突然潜水艇運転させられたり、身代わりに敵の船に置き去りにされたりと散々だなあ。

次回は重油が漏れる模様。次回予告はもう少し内容隠してもいいかも!

==今日の寝かしつけソング==
BLUE:山根麻衣

七つの海のティコ:第17話「がんばれジュニア!最初の深呼吸」レビュー

ついに生まれる!ティコの赤ちゃん回後半。 

ペペロンチーノ号を捜しあてたGMCは、ルコント博士を乗せたスコーピオ号を向かわせる。ルコントはGMCの目的を隠して、スコットにヒカリクジラの研究資料を渡すよう持ちかける。スコットはその話を断り、逆に出産の近づいたティコを刺激しないでほしいと注意するのだった。何としてもヒカリクジラの秘密が知りたいGMCの幹部ベネックスは、強引にスコットの資料を奪おうと企んでいた。(BANDAI VISUAL)

ルコントさんが研究資金とプライドで板挟み。スコットさんは資料提出を拒む。あれだけ煽ってたらそうなるだろう。

久しぶりに会ったトーマス君はお父さんに冷たくされてガックリ。あれだけ放置してこの対応は可哀想。しかもトーマス君にあれだけ良くしてくれてるスコットの悪口もダメよね…。私もこういうの気をつけよう。

シェリルさんにも見せ場が。ナディアのグランディスさんもそうだけど、やっぱり少女の成長には大人の年上女性要素が加わるとストーリーが豊かになりますね。

ジェームズさんは得意のアビリティ「お茶の時間」を使って船内を自由移動。ペペロンチーノ号襲撃を察知し、ついにトーマス君と合流してペペロンチーノ号に帰還!が、資料は盗まれて一同がっかり。トーマス君のペペロンチーノ号での立場が辛い。もうほんと親父がすいませんって感じよね。

そしてついにティコの出産!小さいシャチかわええ!呼吸もできたし良かった。画像検索してみたけど、シャチの赤ちゃんってほんとこんな感じなのね。かわいいなあ、見てみたいなあ。でも赤ちゃん時点で数百キロあるのか。

ラストはジェームズさんのお茶で締め。今回は盛りだくさんの内容でした。

==今日の寝かしつけソング==
DIVE:坂本真綾

七つの海のティコ:第16話「新しい仲間!! ティコの赤ちゃん!」レビュー

夫婦で楽しむ七つの海のティコ、ついにティコの赤ちゃん回にたどり着く。

ある日のこと、ナナミたちはアルが見つけたサンゴの間を通る流れで遊んでいた。そのときナナミはティコの様子がおかしいことに気づき、心配して父のスコットに相談する。間もなくティコに赤ちゃんができたことがわかり、ペペロンチーノ号の仲間たちは驚きと喜びにわきたつ。一方その頃、ルコント博士の研究に協力する企業GMCでは、ヒカリクジラと謎の物質トロンチウムの関係に気づき始めていた。(BANDAI VISUAL)

ほぼ敵の船なのに、紅茶とクッキーで溶け込んでるジェームズさんの仕事ぶりにびっくり。この人はどこでも働けるんじゃなかろうか。

そして金髪ロシア人ベネックスさん再登場。ヒカリクジラのヒゲが出てきて、本筋のストーリーが動き始めます。あれだけスコットにヒカリクジラなんていないと煽ってたルコント博士涙目。

赤ちゃんナナミかわええ!今回はスコットとナナミの回想シーンが秀逸。親になってから見ると、スコット視線からストーリーを追えるので面白さがまた違っていい感じ。今話はいつになくスコットの口数が多いんですが、ティコの出産とナナミが生まれた頃と重ねてるのでそういう感じなのかなあとか。

そして大事な出産を控えてるのに、現れるルコント船。次回は出産回!

==今日の寝かしつけソング==
水田直志:Sarutabaruta

七つの海のティコ:第15話「素晴らしき団結!空に舞うナナミ」レビュー

アルの故郷編、後半です。

 ジョルディーノたち開発業者には、島の自然や発展を考えるつもりなど少しもなかった。彼は言葉巧みに住民をだまし、ついに島全部の土地の権利書と立ち退き同意書を手に入れる。この書類が開発業者の社長の手に渡れば、住民は島を追い出されてしまう。ようやく開発業者たちの悪事に気づいた住民は、団結して島を守る決意を固める。そしてナナミたちも協力して、権利書の奪還作戦が始まるのだった。(BANDAI VISUAL

あっさり騙される島田敏。おばあちゃんは正しかった。開発業者は島を爆破してやる!とかなり過激な様子。

そしてマスターキートンばりの作戦が開始。偶然立ち寄った保険のオプがいたら、さらに作戦は秀逸なものになっていたはず!

今回の見どころはやっぱり社長。一見常識人かと思いきや一番の危険人物。殺しも厭わない冷徹な男でした。こんなのと相対して果敢に作戦を実行するナナミは強い子。

最後は前振りだったこの地方の伝説になぞらえて、悪者たちを捕獲。罪状はなんだろう、詐欺?あ、アルのいとこがボコボコにされてたか。

==今日の寝かしつけソング==
涙の種、笑顔の花:中川翔子